2016年11月25日 (金)

【リポート】南大阪・上町台地フォーラム

Photo


平成28年度 南大阪・上町台地フォーラム
【真田幸村の足跡を訪ねる】


●第1回:九度山(和歌山県九度山町/10月14日)
●第2回:玉造から大阪歴史博物館(大阪市天王寺区・中央区/10月26日)


 関西・大阪21世紀協会は、関西・大阪の文化力向上と都市の活性化に資する諸事業の1つとして、南大阪・上町台地エリアを中心に歴史的資産や伝承、その魅力を探り、広く発信することを趣旨に「南大阪・上町台地フォーラム」を実施しています。

 平成28年度は、【真田幸村の足跡を訪ねる】をテーマに2回のまち歩きを行いました。

 第1回(10月14日)は、真田信繁(のちに幸村)が関ヶ原の合戦(1600年)の後、徳川家康から蟄居(ちっきょ)を命じられた和歌山県九度山町を訪ね、3班に分かれて九度山の語り部ボランティアさんのご案内で、真田庵(善名称院)、真田古墳、真田宝物資料館などを巡りました。道の駅「柿の郷くどやま」で解散後も、参加者の皆さんは柿などの買い物、慈尊院や丹生官省符神社等を満喫されました。


1


2


3


 10月26日に行われた第2回では、イケメン講談師の旭堂南青さんが案内役となり、玉造の三光神社(天王寺区)から心眼寺(同)、玉造稲荷神社(中央区)、そしてNHK大阪放送局のある大阪歴史博物館(同)まで、大坂の陣(1614・15年)で激戦地となった真田山界隈を総勢20名で散策しました。

 三光神社の境内では、凛々しい甲冑姿の真田幸村公之像が出迎えてくれました。大坂冬の陣の際、守りが手薄な大坂城南側へ徳川方が進攻することを察知した幸村は、わずか1カ月の突貫工事で城南に砦(真田丸)を築き、そこから大坂城に通じる地下の岩窟を掘ったと言い伝えられています。その抜け穴の跡は、今もこの神社に残されています。


4


 次に、大坂の陣の戦死者をまつる善福寺(通称どんどろ大師)に立ち寄りました。ここは、浄瑠璃『傾城阿波鳴門(けいせいあわのなると)』の中、「して、かか様の名は?」「あい、お弓と申します~」の名場面、お鶴とその母・お弓の再会の一節の舞台にもなったお寺。南青さんの名調子の解説に参加者はすっかり引き込まれていきました。


5


 そこから数百メートルの坂道をゆるゆる登って、真田幸村とその子・大助の冥福を祈るため、元和8年(1622)に建てられたという心願寺に到着。境内には、幸村が開運の祈願をしたと伝わる「まんなおし地蔵尊」があり、門扉には真田六文銭の紋があしらわれています。


6


7


 現在、心眼寺の西側に建つ大阪明星学院こそが、真田丸の主郭のあった場所だそうです。参加者の中に、この界隈にやけに詳しい人がいると思ったら、何を隠そう同校出身とのこと。ごく近隣の高校を卒業した私としては、ここで差をつけられて、羨ましいやら悔しいやら…。

 次なる玉造稲荷神社は、豊臣時代には大坂城の守護神で、秀吉、秀頼、淀殿らが千利休のお点前で茶会をしたという由緒ある神社。境内末社や豊臣秀頼公像、千利休居士顕彰碑、伊勢参り起点碑などを思い思いに見た後、大阪歴史博物館に向かいました。


8


9


 博物館では、NHK大河ドラマ特別展「真田丸」を観覧しました。幸村の足跡をたどるまち歩きの終着点で、ゆかりの国宝や重要文化財、書簡や絵図も含む貴重な史料を目の当たりにして、この界隈の歴史の豊かさとともに、真田六文銭に象徴されるごとく、命をかけて戦った武士の覚悟など、当時の人々の生き様の一部を垣間見たような気がしました。

 ところで、南青さんのお陰で、私が長年抱いてきた2つの疑問が一気に解けたこともこの日の大きな収穫でした。


10


11


【Q1】玉造稲荷の社名碑には何故、2文字だけ「つぎあて」がしてあるの?
【A1】近代社格の「府社」が戦後廃止となった際、「府社」の字の上に「玉造」の字を貼りつけて訂正したから。
【Q2】「まんが悪い」という古い大阪弁の「まん」とは何のこと?
【A2】「間が悪い」の「間」がなまったもの。

 なるほど…講談師の旭堂南青さんが、大阪の文化・歴史の細部にも通じた好男子であることも再認識できた楽しいまち歩きでした。


お問合せは、関西・大阪21世紀協会まで。


【川嶋みほ子】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年11月 2日 (水)

【ご報告】日本の文化に親しむ「花の宴」

Photo



日本の文化に親しむ【花の宴】開催(10月19日)
舞楽・長唄・落語と踊りの贅沢な競演



 関西・大阪21世紀協会 上方文化芸能運営委員会が主催する「日本の文化に親しむ【花の宴】」がこのほど、大阪市中央区の国立文楽劇場で、美しく華やかに開催されました。


 「日本の文化に親しむ」は、上方伝統芸能の保存・発展と伝統行事の継承に取り組む同委員会が継続開催しているもので、今回の【花の宴】は、日本の伝統芸能の中から舞楽、長唄、落語と踊りを3部構成で幅広く鑑賞できるという、お客様にとっては贅沢この上ない催しとなりました。 


 第1部
は、天王寺楽所雅亮会有志による舞楽。「萬歳楽」は日本の宮廷における慶事の舞で、鳳笙(ほうしょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)と打物の演奏に乗せ、襲装束(かさねしょうぞく)をつけた4人が優雅に舞いを披露します。2曲目の「抜頭」(ばとう)は、猛獣に食い殺された親の仇討ちからの凱旋、あるいは唐の皇后が嫉妬に狂った様を表わすともいわれる激しい動きが印象的でした。


 舞楽は現代人にとって難解な面もありますが、案内人の桂歌之助さんと願泉寺住職・小野真龍さんの懇切丁寧な解説のお陰で、平安時代に思いを馳せながら厳かな気持ちで鑑賞することができました。因みに、小野住職は遣唐使小野妹子の子孫で、願泉寺は開祖が四天王寺の建立に関わったことから開基を許されたという逸話にも、とても感銘しました。


 第2部は、長唄「船弁慶」。歌舞伎でもポピュラーな演目ですが、今回は三世今藤長十郎さんの「新・平家物語」から「いつくしま」の前奏曲を使った珍しい趣向もありました。一旦とじた幕が開き、唄、浄瑠璃、三味線、笛、小鼓、大鼓、太鼓の演じ手がせり上がって舞台に登場したときには、ピンと背筋が伸びる思いがしました。


 第3部は、桂米團治さんの落語「七段目」と、雅びやかな日本舞踊を組み合わせた斬新な趣向。芝居好きの若旦那が店の2階の居間に押し込まれ、奉公人の定吉と一緒に「仮名手本忠臣蔵」の「七段目」を演じるという設定で、大星由良之助が茶屋遊びに興じる場面に登場するのが、京都宮川町の芸妓さんと舞妓さんたちです。小気味よい話術に惹きつけられつつ、テンポよく次々と繰り広げられる美しい踊りには、うっとり見入るばかりでした。


 さて、これだけで終わらないのが【花の宴】の企画の素晴らしさ。 元宝塚歌劇団トップスターの瀬戸内美八さん、美翔かずきさん、彩輝なおさんの3人が、「心中恋の大和路」、「虫の音」のお芝居と民謡メドレーを披露し、宝塚劇場さながらに、観客の1人が汗をぬぐうためのハンカチを差し出す一幕も。


 最後は、徳島県下で有数の歴史を持つ文化庁指定の阿波踊り連「阿保連」と、「阿波踊りグループ虹」の選抜メンバーが花道から登場し、観客も巻き込んで賑やかに会場を盛り上げます。力強く格好いい男おどりと、華麗で茶目っ気のある女おどりに、この日の出演者全員が加わり、3時間半の催しはダイナミックなグランドフィナーレを迎えました。会場を埋め尽くした約600名のお客様たちは、着物姿の方も、スーツ姿の方も、お洒落に着飾った方も、みんな笑顔で惜しみない拍手を送っていました。


 私自身、これまでに文楽や能・狂言、日本舞踊などを鑑賞することはあっても、これほど一度に多彩な伝統芸能に接したのは初めでした。伝統芸能のよさを、今すぐ誰かに語ってみたい気持ちになるほど、本当に貴重な経験をさせていただくことができました。



主催:公益財団法人 関西・大阪21世紀協会「上方文化芸能運営委員会」
協力:株式会社米朝事務所



【川嶋みほ子】



_mg_0242


_mg_0739


_mg_0837


_mg_1073


_mg_1215


_mg_1356


【撮影:越田悟全】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月13日 (木)

【リポート】ART stream 2016

Photo



若きアーティストの登竜門【ART stream 2016】
9月30日~10月2日/大丸心斎橋劇場&イベントホール


1_2

 恒例の新進アーティストの登竜門【ART stream 2016】が、9月30日(金)から10月2日(日)の3日間にわたり、大丸心斎橋店北館14Fの大丸心斎橋劇場とイベントホールで開催されました。


 この事業は、関西を中心に活動する若きアーティストたちに作品発表と出会いの場を提供し、飛躍のきっかけをつくることを目的に、関西・大阪21世紀協会などが実行委員会を構成し、2003年から継続開催している公募型の展覧会・即売会です。今回は招待者1名を含む90名が、元気と個性に満ちた作品を発表しました。


 ジャンルは、絵画、ドローイング、立体造形、インスタレーション、さらには一言では定義しにくいようなものまで多種多様。作品の大きさや表現の手法も、どれ1つ同じものはありません。回を重ねるごとに完成度は確実に高まり、来場者が熱心に出展者に質問をしたり、楽しげに作品を選んで購入したりする姿もすっかり定着してきました。

2


 優秀な作品に対しては「グランプリ」と「奨励賞」、そして、企業やギャラリーが独自の視点で選び、仕事のオファーをする「企業・ギャラリー賞」が授与され、10月1日(土)に賞の贈呈式が行われました。審査委員は、絹谷幸二さん(審査委員長/画家・26年度文化功労者)、蓑豊さん(兵庫県立美術館館長)、中崎宣弘さん(空間構想デザイナー)、田崎友紀子(メディアアートプロデューサー)。


 栄えあるグランプリを受賞した安本香織さんの「FIGHT! 日本もFIGHT! 自分もFIGHT!」は、いったん描いた絵を破って再構築した大胆な作品。安本さんは「日本各地で自然災害が相次ぎ、また自分自身と周囲にもよくない出来事が続いていた。だから、創造と破壊によって自分自身を再生し、ファイトを持って戦う気持ちを表現することで、元気を発信したいと考えた」と作品について述べました。

Photo_2


 関西・大阪21世紀協会賞には、創作人形作家IWACOさんの「PEACE 平和」が選ばれました。作品は粘土に風呂敷の布や使わなくなったアクセサリーなど、様々な再生素材をコラージュして創った人形や面。「テロがなくならない世界に平和を発信したい。PEACEはPIECEにもつながる。いろんなピースを組み合わせることで、いろんな人々、いろんなものとのつながりを表現したかった」とIWACOさん。


 そして、ASK賞は青一色の緻密なペン画を出展した杉山恭平さんに贈られました。杉山さんは「自分が見てみたい場所、美しい、楽しいと思うものを発信したい。説明しなくても誰でも理解でき、楽しめる作品づくりを心掛けています」と創作姿勢を語りました。

Photo_3


 絹谷審査委員長は、「アーティストは一般社会の常識とは正反対の仕事。入試では『1+1=2』と答えなければ合格しないが、アートは逆に人と同じ答えでは不正解となる。皆さんにはそういう世界で思う存分創造力を発揮してほしい。大阪の企業と行政、会場が協力してそういった活動を支援する【ART stream】は素晴らしい企画だ」と講評を述べ、「皆さん、来年に向けてまた頑張りましょう!」と明るく力強いエールを送りました。


※各賞など詳細は、下記公式ホームページをご覧ください。
   http://www.n-a.jp/artstream/


■主催 アートストリーム実行委員会
(関西・大阪21世紀協会、大阪芸術大学、大阪府、大阪市)


【川嶋みほ子】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 6日 (木)

【ご報告】ASK「岩谷産業 文楽支援寄金」創設

Photo



アーツサポート関西(ASK)
「岩谷産業 文楽支援寄金」創設 記者会見(9月29日)

 

1

 民主導で関西の芸術・文化を支援する【アーツサポート関西(ASK)】(事務局:関西・大阪21世紀協会内)はこのほど、若い人たちに大阪発の伝統芸能「文楽」に親しんでもらうことを目的とした【岩谷産業 文楽支援寄金】の創設を発表しました。

 

 この寄金は、ASKの支援第1号として平成26年から実施してきた「京阪神ビルディング文楽支援寄金」による「ワンコイン文楽」をバトンタッチする形で、岩谷産業さんから寄せられた500万円の篤志によってつくられたもの。

 

2_3

 「ワンコイン文楽」とは、大阪市中央区の国立文楽劇場で開催される文楽公演を、若い人たちが1回500円で鑑賞できる取り組み。開演直前に行うレクチャーもとても好評で、この2年間に延べ1,000人を超える参加者が詰めかける大盛況となりました。その中から、文楽の魅力に目覚め、いわゆる“文楽女子”のみならず、文楽関係の仕事に就職する学生まで誕生するほど、その成果の大きさには目を見張るものがあります。

 今回は「U-30」として、対象がこれまでの学生から30歳以下の社会人や留学生にまで広げられました。このことにより、文楽ファン層がさらに広がるとともに、日本の素晴らしさを海外に伝えるきっかけにもなることが期待されています。

 

Cafe1

 以上の記者会見に続いて、座談会「いま文楽は」が開催されました。

 岩谷産業代表取締役会長の牧野明次さんは、「子供のときに文楽に親しんでおけば、私自身がそうであったように、将来にわたってその魅力が理解できる感性が身につく。経済界として、大阪の誇りである文楽をしっかり支援していかなければいけない。そのために何十社が協力して支援の輪をつくっていきたい」と、文楽支援の重要性を語りました。

 これまで文楽公演で世界5大陸を制覇したという人形遣いの桐竹勘十郎さんは、海外で記者たちから取材を受けた際、「これまで日本はカメラや家電の最先端技術の国というイメージがあったが、こんなに素晴らしい伝統芸能を残していることを知り、日本を好きになった」と言われたエピソードを披露し、「人形遣いになってよかった」と笑顔でコメント。

 

Cafe2

 さらに、外務省関西特命全権大使の鈴木庸一さんは、フランス大使時代の経験から、「フランス人は大夫の語りはわからなくても、男女関係を表わす場面などから、内からにじみ出る日本独特の感情を理解している。文楽発祥の地で鑑賞すればさらにその良さがわかる。そのためにも、ぜひ多くの海外の人に大阪へ来てもらいたい」と述べました。

 そして、海外で英語浪曲も演じている春野恵子さんは、「時代や国が違っても共通する表現がある。頭で理解するより、ちょっとしたしぐさを身体で受け止めて発見していく楽しみもあるので、まず聴きに来てもらう入口として、ロックの名曲にのせた浪曲なども行なっている」と、海外の若い人たちを伝統芸能に惹きつける自らの試みについて語りました。

 皆さんのお話をお聞きして、世界に誇れる伝統芸能がすぐ身近にありながら、これまで数えるほどしか文楽を鑑賞したことがないわが身を振り返り、大いに恥じ入りました。 30歳を越えた(?)大人の大阪人であれば、せめて年に1回は自分で切符を買って文楽劇場へ行き、日本文化の素晴らしさ、大阪の伝統芸能の奥深さを若い人や海外の人に語れるようにならなければ!


ワンコイン文楽特設サイト http://www.bunrakuza.com/onecoin/
ASK公式ホームページ  http://artssupport-kansai.or.jp/


【川嶋みほ子】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年8月30日 (火)

【ご案内】日本の文化に親しむ「花の宴」(10月19日)

201608251320310001_2

 この度、下記の要項で“日本の文化に親しむ「花の宴」”を公演しますので、ご案内いたします。


 日本の伝統芸能を身近に楽しんで頂きたいという思いを込めて、企画いたしました。


 今回の「花の宴」は、舞楽、長唄、落語と舞踊の三演目となります。


 舞踊では、宮川町芸妓・舞妓の華麗な踊りを間近で見ることができる数少ない機会です。この機会に是非ご覧下さい。



【日 程】 平成28年10月19日(水)

【時 間】 開場:13時30分~、 開演:14時~ (2時間程度)

【場 所】 大阪・日本橋 国立文楽劇場(大阪市中央区日本橋1-12-10)

【出演者】 桂 歌之助(ご案内)、
       天王寺楽所雅亮会有志、
       杵屋東成連中、今藤政太郎連中、藤舎呂浩連中、
       桂 米團治、
       瀬戸内美八、彩輝なお、美翔かずき、
       京都 宮川町芸妓・舞妓、
       徳島 阿呆連、ひまわり連(敬称略)

【入場料】 5,000円(全席指定席)
       ※ 当協会賛助会員様割引あり。

【申 込】 FAXのみの受付となります。

      下記より申込用紙をダウンロードして下さい。
      必要事項ご記入の上、FAXにてお申し込み下さい。

      ⇒申込み用紙はこちら( Word版 / PDF版 )

【主 催】 公益財団法人 関西・大阪21世紀協会
      「上方文化芸能運営委員会」

【協 力】 株式会社米朝事務所

【問合せ】 公益財団法人 関西・大阪21世紀協会
       上方文化芸能運営委員会
       FAX:06-6110-5246
       (FAXにて、お問い合わせ・お申し込み下さい)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年8月 5日 (金)

【ご報告】万博記念基金 平成29年度助成事業募集説明会

20160801a_6

 日本万国博覧会記念基金(万博記念基金)は、1970年に開催された日本万国博覧会の収益金の一部を基金として管理し、その運用益を博覧会の成功を記念するにふさわしい国際相互理解の促進に資する活動及び文化的活動に助成しています。


 現在、平成29年度助成事業を募集しており、申請書受付に先駆けて、8月1日(月)に募集説明会を開催いたしました。
 当日は、33団体48名が参加され、盛況に終わりました。
 沢山のお申し込みとご参加ありがとうございました。


 なお、平成29年度助成事業の申請書受付は、9月1日(木)~30日(金)までとなっております。


 募集説明会に参加されていない方でも申請は可能です。
 皆様の申請をお待ちしております。


平成29年度助成事業募集については、こちらをご覧下さい。
http://www.osaka21.or.jp/jecfund/fund_contents/bosyu/index_h29.html


【お問い合わせ先】
当協会 万博記念基金事業部
TEL:06-7507-2003
FAX:06-7507-5945

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年7月26日 (火)

【ご報告】平成OSAKA天の川伝説2016

Photo


7月7日【平成OSAKA天の川伝説2016】開催
~川面に降臨する2時間かぎりの天の川~


七夕の7日夜、大阪・天満の大川と堂島川・土佐堀川を舞台に、恒例の【平成OSAKA天の川伝説2016】が開催されました。


第8回目となる今回は、日中の最高気温は35℃近くまで上昇したものの、日没近くには爽やかな風が吹き、西の空には涼しげな三日月がぽっかり。絶好の「七夕日和」となりました。


午後7時すぎ、大阪天満宮と生國魂神社の神主さんのお祓いに続き、主会場の八軒屋浜船着き場では、オペラ歌手の増田いずみさんと「七夕コーラス隊」の子どもたちが美しい歌声で雰囲気を盛り上げます。前回に続き、枚方市と交野市から「ひこぼしくん」「おりひめちゃん」が駆けつけ、さらに大阪府の「もずやん」「食博フッピー」も加わって、放流式が華やかに、厳かに行なわれました。


LEDを光源とする【いのり星®】約4万個が、川岸と中之島公園、船上から次々と放流され、天満橋から北浜まで東西約1㎞におよぶ川面に、青く輝く「天の川」が姿を現しました。カップルや家族連れ、地元の住民やビジネスマンなど、訪れ約57,000人の見物客は、地上の天の川に願いごとをしたり、記念撮影をしたり、思い思いに幻想のページェントを楽しんでいました。


会場各所に出店されるグルメブースも、回を重ねるごとに充実。このイベントのために創作されたオリジナル「天の川カクテル」を始めとする多彩なメニューも人気を呼んでいました。


受付に立っていると、報道関係の方々から「今回の特徴は?」とよく質問されます。川面に【いのり星®】を浮かべるという基本は変わることがないので、正直なところ、毎回新たな特徴を一言で述べるのは難しいかもしれません。 でも、これほど大仕掛けなことを8年も続けていること自体が何よりの特徴、まさに「継続は力」だと思います。平日にもかかわらず、浴衣姿の来場者が例年より多く見受けられたのも、このイベントが人々から愛される大阪夏の風物詩の1つとして定着してきたことの証ではないでしょうか。


主催の皆さま、報道ご関係者、現場での運営に携わる方々、そして何より、毎回会場にお運びいただく多くのお客さまのおかげで、このイベントが成り立っていることを深く心に刻んだ七夕でした。


来年のこの日も、皆さまと元気に笑顔でお目にかかれますように。


主催: 一般社団法人 おしてるなにわ
共催: 公益財団法人 関西・大阪21世紀協会
公式ホームページ:http://www.osaka-amanogawa.com


【川嶋みほ子】


Dsc_2830


Dsc_2855


Dsc_2871


Dsc_2936

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年7月11日 (月)

【リポート】大阪松竹座 七月大歌舞伎「船乗り込み」

Photo


大阪松竹座 七月大歌舞伎「船乗り込み」
五代目中村雀右衛門襲名披露/2016年6月29日


 歌舞伎俳優が船に乗って都心の川をめぐる、水都大阪の夏の風物詩「船乗り込み」6月29日に開催されました。
 この行事は、道頓堀の大阪松竹座で7月3日に開幕する「七月大歌舞伎」の前触れとして行なわれるもので、今年は中村芝雀改め、五代目中村雀右衛門さんの襲名披露となりました。


 乗船に先立ち天満橋八軒屋浜で行われた式典で、雀右衛門さんは「自分の生まれ故郷大阪で、上方ゆかりの名跡・雀右衛門の襲名披露ができて、これほど嬉しいことはない」と挨拶。また、当協会の堀井良殷理事長は、「歌舞伎の海外公演は常に大入り満員。日本の皆さんも能楽、文楽と並ぶユネスコ世界文化遺産である歌舞伎を、この機会にぜひ観てほしい」と呼びかけました。


 あいにくの雨をものともせず、雀右衛門さん、片岡仁左衛門さん、中村鴈治郎さん、中村橋之助さんらを始め人気の歌舞伎俳優の面々を乗せた2隻の船は、何本もの幟をたなびかせながら、大川から土佐堀川、東横堀川、道頓堀川をゆっくり航行しました。


 驚いたのは、川岸や川に面する建物から手を振る人たちの多いこと。また、橋という橋には歌舞伎ファンが集まり、お目当ての俳優に花束や紙吹雪を投げたり、クラッカーを鳴らしたり、横断幕まで準備して待ち受ける人たちも。


 「京屋っ!」「松嶋屋っ!」「成駒屋っ!」「三吉屋っ!」などの朗々たる掛け声も歌舞伎船ならでは。俳優さんたちは浴衣が透けてしまうほど雨に打たれながらも、ファンの声援に笑顔で丁寧に手を振って応えておられました。


 この行事に長年携わっている関西・歌舞伎を愛する会事務局長の川島靖男さんは、 「37年前、当会結成第1回公演で船乗り込みを55年ぶりに復活させたときは、東横堀川も道頓堀川もゴミが浮いて異様な匂いがしていました。船上で、当時の大島靖市長に川を綺麗にしましょうと提案し、皆さんに賛同いただいたお陰で、年々水質の浄化が進みました。高麗橋近くにパナマ運河のような水門ができたのも対策の1つです。船乗り込みは都市や生活の中の水辺の大切さを認識する1つのきっかけになったと喜んでいます」 と語っておられました。


 歌舞伎俳優とファンの品格あるやり取りを目の当たりにし、川島さんのお話をお伺いして、大阪の伝統文化の奥深さ、力強さとともに、大阪人の水都への愛着を再確認する貴重な体験となりました。


【川嶋みほ子】


Photo_2

東横堀川水門


Photo_3

俳優さんが「蕎麦屋っ!」と声を掛ける一コマも


Photo_4

九之助橋

Photo_5

下大和橋

Photo_6

日本橋

Photo_7

とんぼりリバーウォーク

Photo_8

前日に協会を訪問された雀右衛門さん(中央)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月17日 (金)

【ご報告】住吉大社での御田植神事

 6月14日(火)、大阪市住吉区・住吉大社にて、「御田植神事」を開催しました。


 稲作の始まりとともに、田んぼの神さまを祭る田植え行事は全国で開催されていますが、住吉大社では儀式を略することなく、当時と同じ格式を守り、華やかで盛大に行っており、重要無形民俗文化財に指定されています。


 当日は天候に恵まれ、都会の真ん中でなかなか見ることのできないお田植えの風景を見にたくさんの方にお越しいただきました。



1_2

<行列>

2_2

<粉黛式>

3_3

<お神酒を授かる植女>

4_2

<早苗を授かった植女>

5_2

<風流武者>

6

<御稔女による神田代舞>

7

<田植え>

8

<田植え>

9

<住吉大社の太鼓橋>

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月15日 (水)

【ご案内】7月7日開催「平成OSAKA天の川伝説2016」のお知らせ

Photo_2




7月7日、織姫と彦星が大阪・天満に舞い降りる?!
大阪夏の風物詩「平成OSAKA天の川伝説2016」開催迫る

Photo_5

 国生みの神話や熊野詣の船着場など、数々の伝説に彩られた天満橋・北浜周辺で、今年も恒例の「平成OSAKA天の川伝説2016」が開催されます。
(画像は前回の様子)

【日時】
2016年7月7日(木)
午後7時7分から約2時間
【場所】
大川・天満橋~北浜周辺


 人々の願いごとを託した【いのり星(R)】(LED[発光ダイオード]を光源とする光の球)約4万個を一斉に川面に放流し、2時間限りの【天の川】を地上に出現させる壮大なイベント。最先端技術と伝統行事を組み合わせ、都心の一級河川を舞台に繰り広げるという大阪ならではの発想力と実行力が生んだ【平成OSAKA天の川伝説】は、今年で8回目を迎え、国内外から注目される大阪夏の風物詩としてすっかり定着しています。

 また関連行事も年々パワーアップ。
 同日には、天満橋・北浜・大阪天満宮界隈にある約50の人気飲食店を食べ歩く【大阪七夕バル】、いのり星®を放流し、地上の天の川をクルーズしながらルポンドシエルの特性コース料理を楽しむ【七夕クルーズ】、そして、7月5日には繁昌亭大賞各賞受賞者による【天の川伝説落語会】が開かれます。さらに現在、10月30日までのロングランで【水辺のまちあそび 中之島オープンテラス】も開催中です。


 同じ大川で7月末に行なわれる天神祭の船渡御とはまた一味違う幻想的なひとときを、皆様お誘いあわせの上、ぜひお楽しみください。


前売券:「いのり星Ⓡ 」放流券(大阪天満宮・生國魂神社に奉納する特製短冊つき/1,200円)は現在、ぴあ・ローソンチケット・e+・チケ探ほかで好評発売中。

当日券(同/1,500円)も、会場付近の数カ所で販売される予定です。


★スケジュール・チケット情報・関連イベント情報などの詳細は、下記公式ホームページでご覧ください。前回の動画もご覧になれます。


※公式ホームページ:http://www.osaka-amanogawa.com
※一般社団法人おしてるなにわ ・ 関西・大阪21世紀協会 共催 事務局
  TEL:06-7507-2006(関西・大阪21世紀協会内)


【川嶋みほ子】

| | コメント (0) | トラックバック (0)