2012年5月10日 (木)

【報告】環濠都市平野郷を訪ねて~大念佛寺万部おねりと町屋敷~

 南大阪・上町台地フォーラムは、5月5日に環濠都市平野郷の歴史と文化をテーマに、融通念佛宗総本山大念佛寺の「万部おねり」と平野郷町屋敷の見学・研究会を実施し30名が参加しました。

 「万部おねり」とは、本堂の外側に橋をしつらえ、二十五菩薩、本尊十一尊天得如来の渡御を中心に、稚児行列、献花献茶などが橋を渡って極楽浄土に往生する様子を現した儀式で、参加者は厳かな雰囲気の中、黄金の面をつけ豪華絢爛な衣装をまとった行列に見入っていました。

 また、平野郷町屋敷では藤岡邸や今野邸などを見学し、平野郷HOPEゾーン協議会の松村会長から解説を聞き、環濠都市としての当時の役割について学びました。

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2012年5月 7日 (月)

関西・大阪文化力会議にて「中之島宣言」を発表

 4月25日、大阪国際会議場にて、「21世紀のアジア太平洋と関西」をテーマに「関西・大阪文化力会議」(主催:関西・大阪21世紀協会、大阪国際会議場、大阪国際フォーラム)を開催した。

 基調講演には、羅鍾一元駐日大韓民国大使、マハティール・マレーシア元首相、細川護熙元首相、谷内正太郎元外務事務次官を迎え、今こそ求められる日本の文化発信力や、アジアの安定と発展のために日本が選択すべき文化戦略、歴史に学ぶ文化力、アジア太平洋時代の日本外交について講演を頂いた。

 また、引き続き、パネルディスカッションを行い、第1セッションでは「急成長する東アジアの光と影-安定と発展のための日本の文化戦略」、第2セッションでは「関西の文化力向上」をテーマに議論を行い、合意事項「中之島宣言」として発信した。

 「中之島宣言」には、(1)東アジア諸国の文化の多様性を認識し相互理解を深めること、(2)古来より培ってきた日本の心を呼び起こして世界から敬愛される国作りを目指すこと、(3)関西・大阪の活性化のための取り組みとして大阪城を核とするイベントを開催すること、(4)民主体のアーツカウンシルの創設と、官のアームズ・レングスの原則により、連携して文化支援を行っていくこと、が盛り込まれ、和泉流狂言師 小笠原匡氏がこれを奏上し会議は終了した。


<中之島宣言> 「nakanoshima_agreement.docx」ダウンロード

参らせ候 参らせ候。敬って申す。

それ東アジア諸国は 其多様性が故 様々な危うさを孕むもの也。
安定と平和の為には 日本は広く海外に目を向け 
他国の多様性を しかと心得るべし。 
文化交流を育み 相互理解を深める事 いとやむごと無き 事也。

まった とこしえより培いし 日本の心を呼び起こし 
震災復興 企業の営みに生かすべし。 是こそ日本の魅力。 
他国に理解せしむは 是 世界から敬愛される国作りの戦略なり。

古への昔より 文化・芸能には神々が宿り 
国や都市 まちを元気にする力あり。 
民が文化を楽しむまち作り いと 肝要なり。
都市は舞台なり。
我が国発祥に由来す上町台地 大阪城に万国より 
歌舞音曲に秀でたる者集いし舞台を創る事 
天地も共に是を喜び 大阪蘇る術なり。

「民」は 町衆精神を発揮し 
文化を支える元手集めの仕組みをつくる。
また「お上」は 支援はしても物は云わぬ
「不即不離の隔たり」を保つなり。 
これぞ官・民円満の秘訣なり。

此如く浪速の地より事始め。
萬民ともに力をつくすべし。 
萬民ともに力をつくすべし。   



                       

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会場風景
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羅鐘一元大韓民国駐日大使
3
マハティール元マレーシア首相
4
細川元首相
5
谷内元外務事務次官
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第1セッション風景
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第2セッション風景
8 和泉流狂言師 小笠原匡氏による「中之島宣言」奏上  

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「吉本百年物語」が封切!(4/13)

本年2012年は、吉本興業創業100周年の年であり、これに続いて2014年には宝塚歌劇団が創立100周年を迎えるなど、関西を代表する舞台芸能が相次いで記念すべき年を迎える。

 

2012413日、同月8日にリニューアルオープンしたなんばグランド花月にて、吉本興業創業100周年記念公演「吉本百年物語」が封切られた。

 

物語の主人公は、吉本興業の創業者である吉本吉兵衛(陣内智則さん)と妻のせい(国仲涼子さん)。時代は1912年、船場の家業の老舗問屋を倒産させて無一文で貧乏長屋に流れ着いた若い夫婦が、借金をして寄席小屋を購入し、苦労を重ねながらも、周囲の人々に支えられて成功を収めていくまでの物語である。

 

今回の舞台は、本格芝居をベースに、笑いあり、涙ありの人情喜劇で、飽きる間もないあっという間の2時間の公演である。あちこちで笑いを取る一方で、感銘を受けるシーンも多く、今日も劇場名として用いられている「花月」に込められた「月は欠けてもまた満ちる、花は散ってもまた花咲かす」という二人の夢への思いが語られるシーンなどは感慨深い。

 

今年は、吉本興業が歩んできた100年の歴史を、月替わりで12本の芝居で公演する予定であり、5月からは、好景気に沸いた『大大阪』時代を背景に、近代漫才の祖と言われている横山エンタツ・花菱アチャコの物語が始まる。

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2012年4月 9日 (月)

関西・大阪21世紀協会 ~新たなスタート~

財団法人 大阪21世紀協会は、4月1日より、
公益財団法人への移行にともない、名称を
「公益財団法人 関西・大阪21世紀協会」へと変更し、
新たなスタートを切りました。

今後とも、文化の振興を通じて、
関西・大阪の地域の活性化に寄与すべく、
活動を展開してまいりますので、
ご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

※なお、名称変更にともなう当ホームページの改定につきましては、
  現在作業中ですので、何卒ご了承下さい。

                                    以上

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2012年4月 5日 (木)

見学会「環濠都市平野郷を訪ねて~大念佛寺万部おねりと町屋敷~」(5/5)のご案内

南大阪・上町台地フォーラム
 「環濠都市平野郷を訪ねて
   ~大念佛寺万部おねりと町屋敷~」

さて、南大阪・上町台地フォーラムでは、
今回、環濠都市大阪平野郷の歴史と文化をとりあげ、
その第一弾として、融通念佛宗総本山大念佛寺の
「万部おねり」見学と、今も残る平野郷の町屋敷を訪ねます。

「万部おねり」とは、苦しみと悩みに満ちた娑婆世界から
仏の知恵かがやく喜びと感謝に満ちた幸せの世界へと至る儀式で
大阪市指定無形民俗文化財に指定されている法要です。
(ご参考:http://www.dainenbutsuji.com

ご多忙の折とは存じますが、
皆様のご参加をお待ちしております。

               記

◆開催日時:平成24年5月5日(土)(※雨天決行)
◆集合時間:12時30分
◆集合場所:JR大和路線「平野駅」改札出口
◆参 加 費 :1,000円(※釣銭のないようにお願いします)
◆申込締切:4月27日(金)
◆定 員 数 :20名
 
<申込み方法について>
 ご参加のご希望の方は、下記までお電話頂くか、
 必要事項をE-mailにてお送り下さい。

【TEL】  06-6942-2004
      関西・大阪21世紀協会 担当:山本(政)
【E-mail】 21seikikyoukai@human-smart.com

     ※必要事項:ご所属(会社名、団体名など)、住所、
      部署・役職、氏名、E-mail、TEL、FAX

<当日のスケジュール>
 12時30分 【集合】JR大和路線「平野駅」改札出口
   ↓        (普通電車のみ停車)
   ↓    徒歩にて移動
 13時00分
   ↓    大念佛寺「万部おねり」見学(大阪市平野区上町1-7-29)
 14時00分
   ↓    町歩き「平野郷屋敷」(藤岡家、今野家、長宝寺)見学
 15時00分
   ↓    全興寺集会所(HOPE会所)にて平野郷紹介ビデオ鑑賞、
   ↓    地元の研究家松村長二郎氏から平野郷のお話をして頂きます。
 16時00分 【解散】

                                     以上 

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2012年3月25日 (日)

鶴田晴彦カリカチュア寄紙細工展

鶴田晴彦氏(1961年大阪生まれ)は、ツルタ眼鏡店を営むかたわら、寄紙細工を手掛ける紙造形作家。
大阪生まれで、大阪芸術大学美術学科を卒業後、眼鏡店の段ボールやカレンダーの紙などで人物や擬人化した動物の立体作品等を制作し始めたのが、寄紙細工作品の数々を生み出すきっかけとなった。

 作品は非常に精巧にできており、切り込みを入れた色紙をはめ込んで創る制作方法から、日本古来の造仏法である寄木細工にヒントを得て“寄紙細工”と名づけられた。 また、動物を人に見立てたユニークなキャラクターの作品を数多く制作しており、そのリアルな表情やしぐさ、服装や小物は軽妙洒脱で戯画のような面白さがあると共に、その造形作品に隠された背景や意味やユーモアを言葉にして、<造形作品と言葉のコラボレーション>打ち出し、“カリカチュア ”としている。

 一つの作品を制作するのにかかる日数はおよそ3~4週間程度という。最初に熟考し、頭の中で完成イメージを思い描いてから、切り込みを入れた色紙を少しずつはめ込んで、思い描いた形に仕上げていく。作品にはノリやテープはほとんど使われていないというから、その巧みの技には驚嘆させられる。

 鶴田氏には、201110月に大丸心斎橋店で開催した展覧会&アートマーケット「アートストリーム2011 in 心斎橋」(当協会は実行委員会の構成団体)のゲストアーティストとしても参加し、作品展示を行った。鶴田氏の作品は、ツルタ眼鏡店に常時展示されている。

【ツルタ眼鏡店】大阪市北区曽根崎新地1-3-18 TEL06-6345-3882

Kaeru_2『ユニケロカエル』
-低価格・高品質 コレならカエル!
【解説】
脚が生え出したカエル君。パンツがほしいが所持金が…。
ユニクロならぬユニケロならお手ごろ価格でカエルかも!しかしそれでも、お財布のお金は脚が生えてなくなる一方。
Hukurou『放蕩梟』
-爺さんの口癖は「ボロ着て奉公」。
お蔭でオレは「ポロ着て放蕩」。
【解説】
贅沢三昧の三代目。オレンジ色のイカしたポロ着て、遊び人のフクロウ君は彼女とドライブ。
「ボロ着て奉公」はふくろうの鳴き声の聞きなし。
Tanuki『シガラミの狸』
-今月はお祝い続きで、おこずかいがポコポン
無くなっちゃった。トホホホホ。
【解説】
友達のキツネさんの披露宴に出席のタヌキ君。
ご祝儀の袋は葉っぱ!おこずかいが無いので葉っぱでばかすつもり?

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2012年2月20日 (月)

関西・大阪文化力会議(4/25)のご案内

「関西・大阪文化力会議」
~21世紀のアジア太平洋と関西~
開催のご案内
当協会は今年で設立30周年を迎えます。その記念事業の一環として、関西・大阪文化力会議「21世紀のアジア太平洋と関西」を開催します。
近年著しい成長を遂げるアジア諸国にとって、その発展と安定を未来に向けて持続させるためには、 文化こそが重要な鍵となります。 アジアの安定と発展のために 日本・関西が果たすべき役割、とりわけ文化戦略について議論を深めていきます。
ぜひご参加くださいますようご案内申し上げます。

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1.日  時 2012年4月25日(水)9:45~17:30
2.場  所 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)10
大阪市北区中之島5-3-51 TEL06-4803-5555
3.主  催 公益財団法人 関西・大阪21世紀協会、
株式会社 大阪国際会議場、
大阪国際フォーラム
4.後援予定 公益社団法人関西経済連合会、大阪商工会議所、
社団法人関西経済同友会、経済産業省近畿経済産業局、
国土交通省近畿地方整備局
5.提言概要 産業空洞化が進行する関西・大阪において文化の力で地域の再生・
活性化を図るための実現性ある具体的な文化推進のあり方を
『中之島宣言』として行政や広く民間など関係各方面へ発信します。
6.プログラム概要
<基調講演> 「今こそ求められる日本の文化発信力」     
元マレーシア首相   マハティール・ビン・モハマド氏
「歴史に学ぶ文化力」
元内閣総理大臣    細 川 護 熙 氏
「アジア太平洋の安定と発展のために選択すべき文化戦略」
元駐日大韓民国大使  羅  鍾 一 氏
「基調講演を受けて:日本の果たす役割」
元外務事務次官    谷 内 正太郎 氏
<パネルディスカッション>
◆第1セッション◆
「急成長する東アジアの光と影-生き残りをかけた日本の文化戦略」
慶應義塾大学法学部教授 国分 良成 氏
京阪電気鉄道取締役相談役 佐藤 茂雄 氏
大阪国際会議場代表取締役社長 萩尾 千里 氏
元外務事務次官 谷内 正太郎氏
≪コーディネーター≫
大林組 代表取締役会長 大林 剛郎 氏
◆第2セッション◆
「関西の文化力向上」
西日本電信電話代表取締役社長 大竹 伸一 氏
住吉大社権禰宜  小出 英詞 氏
文化庁長官  近藤 誠一 氏
サントリーホールディングス
代表取締役副社長
鳥井 信吾 氏
≪コーディネーター≫
関西・大阪21世紀協会理事長      堀井 良殷 氏
⇒詳細プログラムはこちら「schedule.pdf」をダウンロード
7.参加対象 企業・教育・マスコミ・行政関係者及び有識者、一般・学生等
8.参 加 費 無料
9.参加申込み

参加申込書に(PDFファイル / WORDファイル)必要事項を記入の上、
FAX(06-6942-5945)またはE-mail(bunkaryoku@osaka21.or.jp)で
お申し込み下さい。
(締切期日:定員になりましたら締め切らせて頂きます。)

10.問い合わせ 公益財団法人 関西・大阪21世紀協会 事業チーム
大阪市中央区天満橋京町1-1 
大阪キャッスルホテル4F
TEL 06-6942-2006 / FAX 06-6942-5945
以上

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2012年1月26日 (木)

INAC神戸レオネッサが大賞を受賞 ~平成23年度関西元気文化圏賞~

1月23日シェラトン都ホテル大阪にて、「平成23年度文化庁芸術祭賞・関西元気文化圏賞合同贈呈式・祝賀会」が開催され、受賞者をはじめ、文化庁 近藤誠一長官、関西元気文化圏推進協議会 森詳介会長、同 堀井良殷副会長ほか、関係者が出席した。

関西元気文化圏賞は、文化を通じて関西から日本を明るく元気にすることに貢献した人・団体に対して、年一回、感謝と一層の活躍を期待して贈られるもので、平成23年度の受賞者は以下の通り。

<平成23年度 関西元気文化圏賞受賞者>
【大 賞】
INAC神戸レオネッサ
【特別賞】
山本能楽堂
【ニューパワー賞】
大阪ステーションシティ
スーパーコンピューター「京」開発チーム
尾野真千子(女優)
万城目 学(作家)

近藤長官は、挨拶の中で、「我が国は、戦後、経済成長に注力し過ぎるあまりに文化を置き去りにしがちであったが、昨年起こった東日本大震災によって人間の尊厳を裏打ちするものは文化であり精神性であると改めて認識させられた」ことに触れ、「これからは文化芸術を十分に取り込みながら東北の復興や日本の再生を進め、より元気で豊かな、夢や希望のある社会を築かねばならない」と述べた。

また、森会長は、「東日本大震災というかつてない試練を受けて多くのものを失った人々の“心の穴”を埋めるためには、精神的な支えが必要である」、「モノづくり立国である日本の強みは文化の下で育まれてきた」などと話し、文化の果たす役割の重要性を強調した。そして、「今後もこうした文化の力を日本の元気に結び付けていってほしい」と期待を語るとともに、国難に立ち向かう勇気と感動を与えてくれた受賞者に祝辞を述べた。

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近藤文化庁長官、関西元気文化圏受賞者、主催者代表

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アイナックコーポレーション 文弘宣代表取締役
INAC神戸レオネッサマスコット らいむちゃん

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受賞スピーチをする万城目学氏

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山本能楽堂による能「高砂」の披露

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2012年1月13日 (金)

十日戎「宝恵駕行列」~商売繁盛を祈願~

2012110日、今宮戎神社(大阪市浪速区)の十日戎に宝恵駕行列の奉納が行われた。

 宝恵駕の起源は江戸時代と言われており、最盛期であった昭和13年頃には3,000名近い芸者衆が30丁もの駕籠を連ねて今宮戎神社を参拝していたが、戦争の影響を受け、昭和18年に中止となった。現在では、地元商店街の協力の下、宝恵駕行列を復活させ、市民参加型の祭りとして再び活況を呈するようになった。

 当日は、とんぼりリバーウォークにて恒例の出発式が行われ、川べりに集まった人々が見守るなか、歌舞伎俳優の市川右近氏や上方舞山村流六世宗家の山村若氏をはじめ、大阪ステーションシティ(大阪ターミナルビル社長)の池田靖忠氏、吉本興業の間寛平氏、NHK連続テレビ小説「カーネーション」出演女優の尾野真千子氏、オリックス・バファローズの大引啓次氏、OSK日本歌劇団の桜花昇ぼる氏、大阪エヴェッサのケビン・タイナー氏などが挨拶し、威勢のよい手締めの後、芸妓代表を乗せた駕籠上げが華やかに行われた。

 出発式終了後、来賓は紅白の布で飾られた駕籠に乗り込み、「ほえかご、ほえかご」の掛け声とともに大阪ミナミの街を行列となって練り歩き、沿道は多くの人で賑わった。今宮戎神社に到着すると、拝殿に参詣してお祓いを受けて福笹を授かり、昨年一年の無事を感謝するとともに、今年一年の商売繁盛を祈願した。

(*当協会は、文化資源を活かした関西・大阪のイメージ向上の取り組みの一環として、 伝統芸能や伝統行事の継承への協力を行っている。)

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出発式(とんぼりリバーウォーク)

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一丁駕篭に乗る芸妓代表 佳世子さん

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  同上

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戎橋橋詰舞台で挨拶をする間寛平氏

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文楽人形遣い 豊松清十郎氏

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なんば高島屋横を通過する宝恵駕行列

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2011年12月 7日 (水)

[報告] 21cafe 「知られざる大阪夏祭りの魅力」

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講師:中田紀子氏

11月29日、キャッスルホテルにて「21cafe」を開催した。エッセイスト・帝塚山大学講師の中田紀子氏を講師に迎え、元NHKカメラマンの橋山英二氏が撮影した今年の大阪の夏祭りの映像を見ながら、「知られざる大阪夏祭りの魅力」について、ご講演をいただいた。講演終了後には交流会を行い、意見交換などしながら懇親を深めた。

<講演概要>

○生根神社「だいがく祭り」
だいがくとは一本のさおに多数の提灯や鈴を飾り付けた櫓のことで、古くは玉出・難波・木津の三地区に各基ずつ計18基あったが、現存するのは生根神社に残る「玉出のだいがく(大阪府指定有形民俗文化財)」1基のみである。だいがく祭りの起源は雨乞い祈願。だいがく音頭も、大阪における代表的な民族芸能として伝統文化の一翼を担っている。

○生國魂神社「いくたま祭り」
生國魂神社には「我が国土の御霊」が祀られており、大阪の総鎮守である。年に一度のお里帰りとして行われる陸渡御は、枕太鼓や獅子舞、御羽車が行列をなして賑やかに行われる。いくたま祭りで唱和される「生玉じめ」は「大阪じめ」のルーツとも言われる。大阪の手締めとして、天神祭等で見られる「大阪じめ(3節まで)」が一般的であるが、いくたま祭りでは5節からなる「生玉じめ」が唱和される。

 ※生玉じめ 
   
打ちましょう チョンチョン、もうひとつせー チョンチョン、
   祝うて三度 チョンチョンチョン(三節までが大阪じめ)
   
めでたいなー チョンチョン、本決まり チョンチョン(五節までが生玉じめ)

○住吉大社「住吉祭り」
住吉大社は祓(はらえ)の神として信仰されてきた。住吉大社夏祭は別名「おはらい」と言われ、神輿洗神事に始まり、住吉大社での夏越祓神事、堺への神輿渡御祭に終わるまで、盛大な祓の神事が行なわれる。
夏越祓神事では装束をつけた奉仕者や参拝客がお祓いを受け、「住吉の夏越祓(なごしのはらえ)をする人は千年 (ちとせ) の齢(よはひ)延ぶといふなり」と古歌を口ずさみながら、3つの茅の輪をくぐる。

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講演風景

○まとめ
祭りの形はさまざまだが、そこには日本人の信仰と習俗が深く関わっている。神への信仰は仏教にない無形の神秘性がある。人々は古代から森羅万象、宇宙のすべてが神の力によって動いており、人が神に背けば神の怒りを買い、人が神に応えれば五穀豊穣が与えられると信じてきた。
民族学者の柳田国男氏は、「まつる」の語源は「まつらう」であり、「まつらう」とは、神に勤仕・服従・奉仕することで「神霊を呼び出し迎えてこれらに、供献侍し、以ってそれを慰めまいらしめること」と述べている。

「祭り」は神の訪れを待つことである。そして、訪れた神にさらに長く留まってもらうために人々は歌ったり踊ったりし、その結果さまざまな祭りができたといえる。祭りの根底には、神に接することへの喜びがあり、直会で行われる宴も神前にささげた神酒や供物を神と共有することを喜ぶものである。こうした祭りを通じて、今日もなお、地域の人々の連帯意識や助け合いの精神が育まれている。

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