2019年4月 8日 (月)

【お知らせ】関西・大阪21世紀協会ウェブサイト模様替え

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関西・大阪21世紀協会のウェブサイトが模様替え
ART stream 2108「関西・大阪21世紀協会賞」受賞者
川瀬大樹さんのイラストを採用

間もなく新しい時代・令和の幕開け。ご承知のように、この元号には「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められているとのことですが、特に、2025年の万博を控えた関西・大阪が、これからどんな明るい未来を迎えることになるのか、とても楽しみですね。

ところで、公益財団法人 関西・大阪21世紀協会のウェブサイトが、少し模様替えしたことにお気づきでしょうか?
よろしければ、http://www.osaka21.or.jp/ のトップページをず~っと下までスクロールしてみてください。【春の海 ひねもすのたりのたり哉】という与謝蕪村の俳句が似合いそうな、陸海の動物たちが姿を現します。

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実はこのイラスト、昨年9月に開催された「ART Stream2018」で、関西・大阪21世紀協会賞を受賞したイラストレーター・川瀬大樹さんの作品なのです。

ART Streamとは、才能あるアーティストたちに発表の場と飛躍のきっかけを提供することを目的に、当協会などが実行委員会を構成し、2003年から継続して開催している展覧会・即売会です。絵画や彫刻、オブジェなど多種多様なジャンルで、世代も国も様々な参加者たちが個性的で自由な表現を競うもので、これまでに18回を重ね、「新進アーティストの登竜門」として定着しています。

優秀作品には「グランプリ」と「奨励賞」が贈られます。さらに、企業やギャラリーが独自の視点で「企業・ギャラリー賞」を選考し、仕事のオファーなどによって現実的にアーティストの活動を支援するという仕組みが、ART streamの大きな特徴です。

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川瀬大樹さん/ART stream2018会場

前置きが長かったですが、要は、昨年のART streamで当協会の賞を獲得した川瀬さんが、協会から仕事を受けて、今回ウェブサイトに採用したイラストを制作した、というわけ。「素朴でユーモラスな動物作品を得意とする」という川瀬さんの描く世界は、見ているだけで誰もが自然と笑顔になるような、優しく温かい魅力に満ちています。

そして早くも、今年9月6日(金)~8日(日)に開催する「ART stream2019」の出展アーティストの募集がスタート。
審査委員長を務める洋画家で文化功労者の絹谷幸二さんは、ART Streamについて「民の力で芸術を応援・支援する大阪にしかない企画。若いアーティストにとっては百万馬力にも値する」と高く評価しています。
アーティストの皆さま、ぜひART streamで腕試しをし、活動の幅をさらに拡げる次なる一歩を踏み出してみませんか? 応募締切は5月17日です。

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ART stream2019出展者募集のチラシ

当協会はこれからも年間を通じて、文化、芸術、音楽、伝統芸能、食、まちづくりなど、関西・大阪の文化力向上や経済・社会の活性化に資するための、様々な事業の企画・運営にいっそう力を注いでまいります。引き続きご支援・ご指導いただきますよう、改めて、何とぞよろしくお願い申しあげます。

■(公財)関西・大阪21世紀協会 公式ウェブサイト
 http://www.osaka21.or.jp/

■ART Stream 事務局公式ウェブサイト
 http://www.n-a.jp/artstream/

【川嶋みほ子】

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2019年3月22日 (金)

『なにわ大坂をつくった100人』第3作を発行

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歴史は生きている 最新フィールドノート
『なにわ大坂をつくった100人 その素顔を探し求めて』
関西・大阪21世紀協会 編著
第3作:18世紀~19世紀(幕末)いよいよ発行

春本番、新年度と平成時代のラストスパートで、皆さまお忙しい日々をお過ごしのことと存じます。

さて、この欄でも何度かご紹介してまいりましたように、関西・大阪21世紀協会では、2015年からウェブサイトに連載している読みもの『なにわ大坂をつくった100人』の書籍化を順次進めています。

この連載は、知られざる「なにわ大坂」の歴史を探り、広く知らせることを主な狙いとして、編集チームが、なにわ大坂の今日の姿をつくることに貢献した人物を厳選し、独自の視点で取材してきたものです。

おかげさまで、2017年末発行の「中巻」(16~17世紀編/32人収録)、2018年8月発行の「上巻」(古代~15世紀編/31人収録)とも、新聞やネット通販の口コミでも大きく取り上げていただくなど、編集部の予想を上回るご好評をいただいております。

そしていよいよこの3月末、シリーズの完結編として、18世紀から19世紀(幕末)までに活躍した37人を収録した「下巻」を発行することとなりました。

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近松門左衛門の項に登場する露天神「お初徳兵衛」像

この時代になると、歴史上の人物というより、私たちの現代生活の中に今なお生き続けているように感じられる人たちも多くなっています。例えば、芸能分野では坂田藤十郎や米沢彦八、近松門左衛門、実業界では鴻池善右衛門や武田長兵衛、文人では与謝蕪村、木村兼葭堂、頼山陽、そして医学・科学者では麻田剛立や華岡鹿城、等々…。

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緒方洪庵の開いた「適塾」(重要文化財)

また、歴史好きでなくともその名を知る大塩平八郎、緒方洪庵、福沢諭吉など馴染み深い顔ぶれがずらり。そのほか、名前はよく耳にするのに、意外とその偉業が知られていない石田梅岩や植村文楽軒、さらには、その存在さえほとんど知られていない慈雲尊者や各務文献なども登場し、3部作を締めくくるにふさわしい大作になっています。

学問的な考証ではなく、現代の人々がどんな思いで先人たちと向き合っているのかということに重点を置いて取材・執筆していますので、手前みそながら、筆者それぞれの視点や、フィールドノートに紹介されるエピソード等も楽しめる良書であろうと存じます。

上巻・下巻とあわせて、今回の「下巻」もぜひご一読くださいますよう、ご案内申し上げます。

◎なにわ大坂をつくった100人 ウェブサイト
http://www.osaka21.or.jp/web_magazine/osaka100/
◎書籍『なにわ大坂をつくった100人』(下巻)
 A6判・並製カバー装・本文350頁(予定)・2000円+税
 2019年3月31日発行(予定)
 大阪の主要書店、アマゾン、楽天ブックス等、
 または  澪標(電話06-6944-0869/FAX06-6944-0600)で取り扱っています。  

【川嶋みほ子】

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2019年2月18日 (月)

『情熱大陸』(2月24日)が大西益央さんを密着取材

当サイトの連載 『ドンブリ1杯の小宇宙を 世界に誇る日本の食文化』 (http://www.osaka21.or.jp/web_magazine/turumen/index.html) でもお馴染みのラーメン店「鶴麺」オーナーで、アメリカ・ボストンでも活躍中の大西益央さんがきたる2月24日(日)23:00〜23:30放送の『情熱大陸』」(TV 毎日放送)に取り上げられます。

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大西益央さんは、2018年4月、ボストンにラーメン店「Tsurumen Davis」をオープンしボストンのグルメサイトで、3カ月連続で「今、最も熱いレストラン」第1位を獲得。
今や、連日大行列ができる人気店となっています。
ただし、営業は1日2時間という独自の「新しいビジネススタイル」と「仕事幸福論」にスポットを当てた番組とのことです。
ぜひご覧くださいますよう、ご案内申しあげます。

■告知映像
https://www.youtube.com/watch?v=VphkcXQEtWY

■番組告知
https://www.mbs.jp/jounetsu/2019/02_24.shtml

公益財団法人 関西・大阪21世紀協会

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2019年2月 7日 (木)

【リポート】「堂島薬師堂節分お水汲み祭り」

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厄を払い 春の訪れと招福を祈願
「堂島薬師堂節分お水汲み祭り」2019 年2月1日

国内外で大きな自然災害や政治的・社会的事件などが相次ぐ昨今、新しい時代を待ち望む人々の心を映すかのように、「平成最後の」が様々な行事の枕詞となっています。
そんな中、穏やかな季節への移り変わりを告げる年中行事【堂島薬師堂節分お水汲み祭り】が、大阪・北新地界隈を舞台に開催されました。平成最後の今回は、節分が日曜日となるため、2日繰り上げて実施されました。

このお祭りは、関西経済同友会の提言を受けて、大阪キタの活性化と水都大阪の再生を趣旨に企画した「堂島薬師堂お水汲み儀式」と、古くから地元で続いてきた節分行事を融合して平成16年に始まり、今年で16回を迎えました。関西・大阪21世紀協会の堀井良殷理事長は、同祭り実行委員会の共同実行委員長を務めています。

まず、堂島薬師堂(北区堂島1-6-20堂島アバンザ庭園内)で、奈良薬師寺の山田法胤長老らによる節分法要が行われ、薬師寺で祈祷された「お香水」(おこうずい)を汲む「お水汲み」が始まります。続いて、福男・山伏・鬼・豆持ち・ドラ持ちなど1隊7~8名で構成する「鬼追い隊」が薬師堂から堂島・曽根崎新地へ賑やかに繰り出し、飲食店や企業を訪問して1年の厄払いと招福祈願を行ないます。


「鬼追い隊」出発前にサービス精神旺盛な鬼たち


薬師寺僧侶らによる声明

堂島アバンザ内の特設舞台では、薬師寺の僧侶による「声明」(しょうみょう)でステージイベントが幕を開けます。日本の音楽の原点といわれる声明は、普通は薬師寺金堂内でしか聞くことができないもの。厄除け、招福、無病息災、家内安全、学業・職業成就などを盛り込んで朗々と歌い上げる声が、会場いっぱいに響き渡ります。

僧侶が主催者にお香水を汲み、続いて、芸妓衆が『寿』『初春三番叟』『北新地音頭』というおめでたい演目の奉納演奏と舞を披露します。艶やかな舞の次は、今回初出演の「打打打団 天鼓」のメンバーが力強い太鼓と三味線のパフォーマンスを繰り広げ、会場はいっそう熱気に包まれます。

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芸妓さんらの奉納演奏と舞

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打打打団 天鼓の演奏

そして、お祭りをさらに盛り上げるのは、堂島薬師堂に祀られる弁財天が龍に化身し、舞いながらまちを清めていく「龍の巡行」です。龍とともに、薬師寺の僧侶、北新地クイーン、趣向を凝らした「お化け」姿の北新地のお店の方々、鬼追い隊などで構成する総勢約150名の大行列が、堂島上通り、永楽通り、新地本通りという北新地のメインストリートを練り歩きます。

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北新地クイーン・準クイーン

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弁財天の化身・龍の入場

16回を重ね、大阪キタの早春の風物詩としてすっかり定着した荘厳で華やかな一連の催しは、関西・大阪の経済界の方々、文化やまちづくりに関わる方々、そして会場や沿道に集まった大勢のお客さまのお蔭で今回も大盛況となり、邪気邪念がすっきり取り払われた感じがしました。
心地よい季節の到来と、新しい時代がすぐ間近にあることを感じられる楽しい一日となりました。

■主催:堂島薬師堂節分お水汲み祭り実行委員会
公式サイト http://www.kita-shinchi.org

●堂島薬師堂
http://www.avanza.co.jp/avanza/bil_gaiyou/dojima_yakushi.html
推古天皇元年(593年)、勅命により聖徳太子が最初の官寺となる四天王寺を造営した際、資材の運搬船が嵐で難破し、資材が漂着した洲に「堂宇」を建てたと伝えられ、「なにわの守護」として古くから信仰を集めてきた。「堂島」の地名はこのお堂が由来。
●節分お化け
堂島・北新地に伝わる花街の風習。節分の日の夜、女性たちが白塗りや仮装をして、鬼を遣り過すことからできた伝統行事。

【川嶋みほ子】

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2019年1月21日 (月)

【ご報告】今宮戎神社 十日戎 宝恵駕行列

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今宮戎神社 十日戎 「宝恵駕行列」
2019年1月10日/道頓堀~今宮戎神社

大阪の新春を彩る伝統行事「えべっさん」(十日戎/1月9日~11日)は、七福神の一神である「戎さま」に、その年の商売繁盛を祈願するお祭り。関西・大阪21世紀協会の新年の事業も、10日の今宮戎神社「宝恵駕(ほえかご)行列」で幕を開けました。

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協会職員も行列に参加

宝恵駕行列は江戸時代に始まり、明治期からは花街の誘客や商売繁盛を祈って行われていました。そして現在は、地元商店会や経済界などの協力によってその伝統が受け継がれ、大阪府無形民俗文化財にも指定されています。

道頓堀川遊歩道「とんぼりリバーウォーク」で祈祷と出発式が行われます。
続いて、芸妓さんを乗せた駕を先頭に、歌舞伎俳優の中村鴈治郎さん、上方舞山村流の山村友五郎さん、NHK連続テレビ小説「まんぷく」の藤山扇治郎さん、落語家の桂文枝さん、OSK歌劇団メンバー、今宮戎神社の福娘さんら豪華な顔ぶれ、そして振興会や関係者の皆さんも加わって、総勢約500名がミナミの宗右衛門町から浪速区の今宮戎神社まで、約2kmの道のりを練り歩きました。

2019190117_2 福娘さんたち

太鼓の小気味よい囃子と、行列の「宝恵駕、宝恵駕」という元気な掛け声に、通行人の皆さんも手を振ったり、一緒に記念撮影をしたりして楽しんでおられました。

2019190117_3 なんばグランド花月前

関西・大阪21世紀協会の上方文化芸能運営委員会は、宝恵駕振興会実行委員会の役員を務め、実施運営に携わっています。また、引き続き、16回目となる「堂島薬師堂節分お水汲み祭り」(実行委員会役員・後援)が2月1日に実施されます。さらに、G20やスポーツのビッグイベント、そして2025年の万国博覧会の成功に向けて、今年も関西・大阪の歴史や伝統の強みを活かし、文化力向上に資するための様々な事業を展開してまいります。

2019年が皆様にとって明るい良い年となりますよう、心からお祈り申しあげます。
本年も当協会をご支援・ご指導いただきますよう、どうぞよろしくお願い申しあげます。

【川嶋みほ子】

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2018年10月16日 (火)

【ご報告】Flügel abend 2018

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関西・大阪21世紀協会 創立35周年記念公演
Flügel abend(フリューゲル・アーベント=翼の夕べ) 2018
~未来へはばたけ、大阪文化力~ 開催
10月5日/NHKホール

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関西・大阪21世紀協会は、文化庁の提唱するbeyond 2020に合わせて、2017年から関西・大阪の文化力を発信する文化プログラムを実施しています。
今回は当協会創立35周年記念の一環として【Flügel abend 2018 ~未来へはばたけ、大阪文化力~】を大阪市中央区のNHKホールで開催し、当協会がこれまで支援してきた実力あるアーティストたちが、ジャンルを超えた見事なコラボレーションを披露しました。

第1部「関西から世界へ羽ばたく」では、堀井良殷理事長の謝辞に続き、大阪コレギウム・ムジクムによる「西村朗 室内オペラ(清姫…水の鱗)~二人の独唱者、混声合唱とピアノのための(台本 佐々木幹郎)より」の合唱(指揮・演出:当間修一さん)。

続いて、関西から世界に羽ばたくヴァイオリニストの周防亮介さんが、チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35」より第1楽章を独奏しました(指揮:藤岡幸夫さん、オーケストラ:関西フィルハーモニー管弦楽団)。繊細でありながら力強い周防さんの演奏に、ホールを埋め尽くした1,100名を超えるお客様はすっかり引き込まれている様子でした。

第2部は、東京オリンピック文化プログラム「Beyond2020」にふさわしく、オリンピックの各種目をイメージして振り付けたキレの良いコミカルなバレエで幕を開けます。

そして、「バレエ×オーケストラ×浪曲」という異色の組み合わせによる、チャイコフスキー「眠れる森の美女 ~East meets West~」のステージです。物語のシーンごとに、まず浪曲師の春野恵子さんがあらすじを語り、関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏で地主バレエ団の面々が華麗に踊るという、この日のために特別構成された実験的な演出です。

息をのむほど美しく凛とした踊りと、浪曲の力強くしっとりした語りが相まって、洋の東西の洗練された芸能の良さ、場面ごとに繰り返される空気の緩急が肌で感じられる印象深い公演となりました。圧巻のステージに拍手は鳴りやまず、会場のあちこちから「ブラボー」という声援が響いていました。

公演の総合プロデュースを務めた当協会の佐々木洋三専務は、「地主薫バレエ団、マエストロ藤岡幸夫さん、関西フィルハーモニー管弦楽団、春野恵子さん、三味線の一風亭初月さん、司会の村西利恵さんら出演者をはじめ、裏で支えてくれた演出家、舞台監督、音響、照明、映像、舞台美術、運営スタッフ全員のチームワークがあればこそ、初演を成功裏に終えることができた。心からお礼を申し上げるとともに、ぜひ再演の機会ももちたい」と語っていました。

Img_1174フィナーレのひとこま

《ご参考》バレエ「眠れる森の美女」~あらすじ~
オーロラ姫の誕生の祝いの宴、招かれた妖精たちが姫に素直さや優しさなどの美質を授けます。宴に招待されなかったことを怒った悪の精カラボスがやってきて「姫は16歳の誕生日に糸つむぎの針に刺されて死ぬ」と呪いをかけます。善の精リラが「姫は死ぬのではなく、眠るだけだ」と予言し、国王は国中で糸紡ぎの針を使うことを禁止します。
オーロラ姫の16歳の誕生日。老婆を装ったカラボスがオーロラ姫に花を渡します。オーロラ姫は喜んで踊りますが、花に仕掛けてあった針に刺され倒れてしまいます。そこにリラが登場し、城全体を眠りにつかせます。
百年後。デジレ王子とその一行が森を訪れ、リラが王子にオーロラ姫の幻をみせます。一目でオーロラ姫の美しさに心を奪われた王子は城に分け入り、カラボスを退治します。眠っているオーロラ姫にキスをすると、オーロラ姫が目覚め、周りの人々も眠りから覚めます。
オーロラ姫とデジレ王子の結婚式。さまざまな宝石の精やおとぎ話の主人公たちが華やかなダンスで祝宴を彩り、姫と王子はパ・ド・ドゥを披露します。

【川嶋みほ子】

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2018年10月11日 (木)

【リポート】ART stream 2018

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若きアーティストの登竜門【ART stream 2018】
9月28・29日/大丸心斎橋劇場&イベントホール

ART stream 2018新進アーティストの登竜門といわれる【ART stream 2018】が、9月28日(金)・29日(土)の2日間、大丸心斎橋店北館14Fの大丸心斎橋劇場とイベントホールで開催されました。3日間の会期のうち、最終日の30日は台風24号の接近による会場の臨時休業のためやむなく1日短縮となりましたが、来場者は延べ約3,000人にのぼる盛況となりました。

ART Streamは、関西を拠点に活動するアーティストたちに発表の場と飛躍のきっかけを提供することを目的に、関西・大阪21世紀協会などが実行委員会を構成し、2003年から継続開催している展覧会・即売会。18 回目となる今回は、厳正な審査を通過した81組が個性あふれるアートの競演を繰り広げました。

ジャンルは、絵画、版画、書、彫刻、オブジェ、キネティックアート、インスタレーションなど多種多様。世代を超えた作者たちが、自らの思いをそれぞれ独自の手法で自由に表現します。

昨年に続き、今年も韓国・イタリア・台湾から参加者を迎え、国を超えて交流の輪を広げる機会となりました。来場者の中にもアジア・欧州を問わず多くの外国人の姿が見受けられ、アートが世界の共通言語であることを実感することができました。

Img_1025_2賞の贈呈式で挨拶する佐々木実行委員長

優秀な作品には「グランプリ」と「奨励賞」、そして、企業やギャラリーが独自の視点で選び、仕事のオファーなどをする「企業・ギャラリー賞」(22社・団体)が授与されました。審査委員は、絹谷幸二さん(審査委員長/画家・文化功労者)、蓑豊さん(兵庫県立美術館館長)、田崎友紀子さん(メディアアートプロデューサー)、ドミニク・ルトランジェさん(画家)が務めました。

Img_1022_2グランプリを受賞したCOMIC HEADSの2人

グランプリに輝いたのは、COMIC HEADS(sota〈ソウタ〉・10rcO〈トリコ〉2名のアートユニット)。米国のスリラー映画『ノーカントリー』の悪役をモチーフに、ビニールキャンバスに描いた絵画は、「残忍な殺し屋が砂漠を移動する時間の経過と場所の変化により、表情が崩れていくさま」を表現。また、宙に浮かぶバラは「シュールレアリズムを代表するサルバドール・ダリの『瞑想するバラ』をイメージしている」とのこと。

関西・大阪21世紀協会賞には、素朴でユーモラスな動物作品(主に絵画)を得意とする川瀬大樹さんが選ばれました。見る人がなごめるような作品づくりを心掛けている、とのこと。そして、アーツサポート関西(ASK)賞は、人物や小動物をモチーフに絵画を手掛けるchitose chitoseさんに贈られました。

参加者の中にはリピーターも多く、また「企業・ギャラリー賞」では、ダブル受賞、トリプル受賞もあることなどは、回を重ねるごとに「アーティストとそれを支援する方々との出会いの場の提供」という、この事業の果たす役割が高まってきていることの証しといえるでしょう。

Img_1077講評を述べる絹谷審査委員長

絹谷審査委員長は、グランプリ受賞作について「1つの絵を2人で仕上げるという昔からある手法で、それぞれが得意なものを描くと同時に、遠近法を駆使した大きく迫力ある作品」と講評。そして「ART Streamは民の力で芸術を応援・支援してくれる大阪にしかない企画。若いアーティストにとっては百万馬力にも値するので、皆さん自信をもって創作活動を進めてほしい」と参加者にエールを送りました。

※各賞など詳細は、下記公式ホームページをご覧ください。
http://www.n-a.jp/artstream/

■主催 アートストリーム実行委員会 (関西・大阪21世紀協会、大阪芸術大学、大阪府、大阪市)

【川嶋みほ子】

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2018年9月21日 (金)

『なにわ大坂をつくった100人』第2作を発行

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歴史は生きている 最新フィールドノート
『なにわ大坂をつくった100人 その素顔を探し求めて』
関西・大阪21世紀協会 編著
第2作:古代~15世紀篇(上巻)  好評発売中!

既報のように、関西・大阪21世紀協会は、『なにわ大坂をつくった100人』という読みものを2015年から順次ウェブサイトに連載しています。このほどその書籍版の「上巻」が完成し、発売早々、大きな反響をいただいています。

この読みものは、関西・大阪に暮らす私たちでさえ、あまり認識していない奥深い「なにわ大坂」の歴史を探り、現代にどのように伝わっているのかを広く知らせることが主な狙い。歴史に関心のある作家や新聞社OBなどが構成するチームが、なにわ大坂の今日の姿をつくることに貢献した人物100人を選んで独自に取材・執筆を進めてきました。

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書籍版としては、2017年末に第1作「16世紀から17世紀篇」(中巻/32人を収録)を発行したところ、初版がすぐに完売するほどの好評をいただきました。 今回の「上巻」は第2作で、時代を第1作から遡り、古代から15世紀に活躍した31人の生きざまをいきいきと描いています。

神武天皇(BC711~BC586)に始まり蓮如(1415~1499)に至る31人の中には、仁徳天皇、聖徳太子、小野妹子、菅原道真、楠木正成、一休宗純など、だれでもなじみのある顔ぶれも少なくありません。でも、読み進むうちにそれぞれの意外な素顔も垣間見え、同書の副題の通り「ここまで知らなかった」と感じられる内容となっています。

そして、王仁(わに)、金剛重光、行基など、その功績が現代の私たちの生活に大きな影響を及ぼしている人物や、安倍晴明や良忍、江口の君といった、歴史好きの方にとっては特に興味をそそられるような人物も多く登場しています。

前提として、学問的に時代考証を追求することではなく、現代にどのように伝えられ、現代の人々がどんな思いで先人たちと向き合っているのかを取材することに重点を置いていますので、筆者それぞれの視点や、フィールドノートに紹介されるエピソード等も楽しみながら、気楽にお読みいただければと思います。

編集部では早くも、18世紀から幕末に活躍した37人を収録する第3作(下巻)の制作に着手し、今年度中の完成を目指しています。どうぞお楽しみに。
また、引き続きウェブサイトもご愛読いただきますよう、どうぞよろしくお願い申しあげます。

◎なにわ大坂をつくった100人 ウェブサイト
http://www.osaka21.or.jp/web_magazine/osaka100/

◎書籍『なにわ大坂をつくった100人』(上巻)
 A6判・並製カバー装・本文318頁・1,800円+税
 2018年8月20日発行
 大阪の主要書店、アマゾン、楽天ブックス等
 または 澪標(電話06-6944-0869/FAX06-6944-0600)で発売中。

【川嶋みほ子】

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2018年8月 6日 (月)

【ご案内】第20回記念 上方花舞台(9月20・21日)

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第20回記念 上方花舞台 開催
9月20・21日/国立文楽劇場(大阪市中央区)
主催:(公財)関西・大阪21世紀協会 上方文化芸能運営委員会

歌舞伎・日本舞踊・能といった日本の伝統芸能を一堂に集めて披露する【第20回記念 上方花舞台~歌舞伎と日本舞踊の競演】を9月20・21日の2日間、国立文楽劇場で開催することとなりました。このほど、出演する歌舞伎役者の市川猿之助さんと日本舞踊家の藤間勘十郎さんが記者会見に臨み、舞台への意気込みを語りました。

20_ 藤間勘十郎さん(左)と市川猿之助さん(右)

「上方花舞台」は、大阪の花街に伝わる伝統的な文化・芸能を新しい時代に合った形で発信することを目的に、作家の故・司馬遼太郎さんらの呼びかけで昭和58年(1983)に発足した(財)上方文化芸能協会が、同59年から数年ごとに開催してきたもの。第20回記念となる今回は5年ぶり、平成25年(2013)に同協会が関西・大阪21世紀協会と統合してから初めての公演です。

演目は、『三番叟』『石橋』『黒塚』の3つ。 出演とともに構成・演出も手掛ける藤間勘十郎さんは、「歌舞伎に能の演出を取り入れ、私も演者の一人として、四代目・市川猿之助さんはじめ歌舞伎の皆さんから『この黒塚のほうがいい』と言われるようなものにしたい。また、舞踊の家元の方々にも出演いただき、上方文化の振興と関西の文化度を上げるための力になりたい」と舞台への思いを語りました。

そして、安達ヶ原の鬼女(老女岩手)役を務める市川猿之助さんは「昨年、ケガ(公演中に左腕を開放骨折)をしてから初めて『黒塚』を演じる。私だけが歌舞伎の衣裳と化粧(他は能装束)を身に着けるので、老婆の怪しさがいっそう際立つと思う。歌舞伎と能・狂言の競演によるこの実験的な舞台が成功すれば、海外へも持っていけるので楽しみだ」と述べました。

日程や入場券、問合せ先等は下記の通りです。
この機会に、多くの皆さまのお越しをお待ちしております。
【川嶋みほ子】

●第20回記念 上方花舞台 歌舞伎と日本舞踊の競演

日時: 9月20日(木)14時~
9月21日(金)11時~ 9月21日(金)15時~ (計3回公演)

会場:国立文楽劇場(大阪市中央区日本橋1-12-20)

料金:8,000円(全席指定)

出演: 市川 猿之助
尾上 右近 中村 鷹之資 中村 梅丸 藤間 勘十郎 若柳 吉蔵 尾上 菊之丞 ほか

主催:(公財)関西・大阪21世紀協会 上方文化芸能運営委員会

協力: 松竹株式会社
株式会社 藤間オフィス 株式会社 アロープロモーション

●問合せ: 関西・大阪21世紀協会 上方文化芸能運営委員会電話
06-6110-5245/FAX 06-6110-5246

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2018年7月 2日 (月)

【ご報告】関西・北前船寄港地「日本遺産」認定共同記者会見

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日本遺産【荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~】
大阪市など関西7市町を含む27市町が追加認定

北前船の寄港地で構成する文化庁の日本遺産【荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~】に、昨年4月に認定された11市町[*1]に加え、この5月、関西を含む全国27市町[*2]が追加認定されました。
そのうち関西の7つの北前船寄港地(宮津市、大阪市、神戸市・洲本市・赤穂市・高砂市・新温泉町)などの代表が、このほど大阪市内で共同記者会見を行いました。

[*1]2017年4月認定:函館市、松前町、鰺ヶ沢町、深浦町、秋田市、酒田市、新潟市、長岡市、加賀市、敦賀市、南越前町

[*2]2018年5月認定:小樽市、石狩市、野辺地町、能代市、男鹿市、由利本荘市、にかほ市、上越市、佐渡市、富山市、高岡市、小松市、輪島市、小浜市、坂井市、宮津市、大阪市、神戸市、洲本市、赤穂市、高砂市、新温泉町、鳥取市、浜田市、倉敷市、呉市、尾道市

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北前船とはご承知のように、江戸時代に日本海と瀬戸内海を通る航路を往き来し、北海道から西日本まで各地の多種多様な産品を輸送・販売して大きな富を生み出した商船で、広域の物流ネットワークと経済圏の形成や、各地の文化交流にも大きく貢献しました。

また日本遺産とは、地域に点在する有形・無形の文化財を対象に、文化庁が2015年度から「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリー」[*3]として認定している制度です。世界遺産や重要文化財のように既存の文化財の価値づけや保全が目的ではなく、地域が主体となって整備・活用し、国内外へ戦略的に発信することによって地域の活性化を促進することを目的としています。

[*3]「北前船寄港地」のストーリー概要(抜粋・要約)
日本海沿岸に点在する港町には、広大な商家や豪壮な船主屋敷、社寺に奉納された船の絵馬などが残り、節回しの似た民謡が唄われている。これらの港町は、荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらしたこれら北前船の寄港地・船主集落で、時を重ねて彩られた異空間として今も人々を惹きつけてやまない。

今回、追加認定された関西7市町の日本遺産を構成する文化財は
・大坂に到着した北前船の船頭たちが参拝した「住吉大社」(国宝/大阪市)
  境内に立ち並ぶ600基余りの石灯篭は、その多くを全国の北前船ゆかりの廻船業者が奉納した。
・宮津藩を代表する豪商・元結屋の邸宅「旧三上家宅」(国重文/宮津市)
・北前船で財をなした高田屋嘉兵衛が海上交通安全を祈って献上した「高田屋嘉兵衛献上灯籠」(神戸市)
・廻船問屋が財政支援し、現代まで伝わる京都祇園祭に由来する「為世永(いよなが)神社例祭」(町無形/新温泉町)
など、45の住宅や史跡、景観、行事ほか様々です。

会見で大阪市の田中清剛副市長は、北前船の終着点「大坂」は諸国物産の集積する「天下の台所」として栄え、北海道から運ばれた昆布を用いた出汁文化が発展したこと、北前船の船頭たちが参拝した住吉大社の境内には、廻船業者が奉納したものも含めて600あまりの石灯籠が立ち並ぶことなどを紹介。そして、出汁文化に着目した観光コンテンツの造成、市内小中学校での食育など、今後の取り組みについて述べました。

このほか各市町の幹部が、各寄港地のゆかりや見どころ、今後の取り組みについて説明。また、記念事業として、今年10月から来年3月にかけて関西7市町の自治体や民間団体が主催する「北前船の歴史を巡るハイキング・まち歩き」を各地で実施し、7市町の連携強化、交流拡大、寄港地のさらなる認知度向上、地元観光ガイドの人材育成などにつなげていくとのことです。

また、2007年から継続して開催されている「北前船寄港地フォーラム」を母体に昨年設立された北前船交流拡大機構の浜田健一郎理事長は、「民間による地域活性化の取り組みとして交流人口の拡大に力を入れ、5月末に中国・大連でもフォーラムを開催した。日本遺産認定による連携を、今後さらに多くの自治体に広げていきたい」と語りました。

18622_2 なお、関西・大阪21世紀協会は、民が支える公共的文化活動の推進役として、2015年に「北前船寄港地フォーラムin大阪」の実行委員会事務局を担当しました。2007年に同フォーラムが始まって以来、これまでの開催地関係者が初めて太平洋側に位置する大阪に集結し、北前船寄港地の日本遺産認定に向けた機運を盛り上げました。そのことが今回の認定につながったと言えるでしょう。

◎一般社団法人北前船交流拡大機構・団体情報
   https://fields.canpan.info/organization/detail/1595370832
◎北前船日本遺産推進協議会・公式サイト 
   https://www.kitamae-bune.com/
◎北前船寄港地フォーラムin大阪(ご参考)
   https://www.osaka21.or.jp/event/kitamaebune/index.html

【川嶋みほ子】

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