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2007年9月28日 (金)

大学運営に民活を!改革にスピードを!

大学運営に民活を!改革にスピードを!
~大学改革の現状と課題 「大学は変えられる」シンポから

20070925_001  “大学改革の鬼”と異名をもって称えられる立命館大学前理事長で相談役の川本八郎氏、豪腕理事長として日本一の大学教育後援会を育てあげた関西大学森本靖一郎氏、そして新日鉄から筑波大改革の「切り札」として大学経営に参画された吉武博通氏の鼎談「21世紀の大学を語るⅡ」~大学は変えられる~シンポジウム(関西プレスクラブ主催)が、26日北区の大阪府国際会議場で開催され、約2時間30分にわたる意見交換が繰り広げられた。

 「尊敬する両巨頭を前に露払いの役割をさせていただきます」と吉武氏は、新日鉄で14年間総務・組織グループリーダーなどとして経営・組織改革の企画立案を担当、約1000億円の赤字解消に尽力した手腕を買われ、2003年から筑波大改革に乗り出し、民間の戦略・組織論を踏まえた大学経営の実践を「大学改革の現状と課題~質の高い社会・文化の形成に資する大学を目指して」とまとめ課題を提議。

 森本学長は事務職員出身者として初めて理事長に就任。「国立大学と私立大学の理事長では経営責任の重さは比較にならない。現在全国にある87国立大学には1兆2千億円の運営交付金がついています。これに比べて私立大学は全国に580、運営交付金は3200億円なのです」と経営は理論や理屈でなく現実そのものであると現状説明。

 川本相談役は、大学事務職員の力量が大学の命運を左右するが持論。大学の地域貢献は世界に向けて照準をあわすべきであると、4月に映像学部を新設したいきさつや87カ国の民族が集まる立命館アジア太平洋大学の開学理由なども披露し「私学間の力量を高める競争と連体を高めるシステム作りが必要だ」と提言。吉武氏は「地方の国立大学を巡って感じることは、いま大学の中で起こっている論点は、大学での教養教育をどうするべきかという議論です。教育のメンタリテイは、大学別、学問分野別、大都市圏にあるか地方にあるかでも変わってくるが、大学改革にマネジメントが強く求められている。改革のスピードも大事」と指摘した。関西プレスクラブでのシンポジウムということで、とりわけ大学側は自らをどのように報道されることを望んでいるのか?日頃の報道に対する不満や要望も含めて、何を広報し、PRしてゆきたいのか、本音の部分のやり取り(笑)が特に興味深い内容だった。

(広報チーフプロデューサー・高橋英子)

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