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2007年10月10日 (水)

映画祭を生かそう~!

エッセイスト 武部好伸

Img_0110 毎年、秋の足音を聞くと、映画祭のシーズンがやって来たなぁと実感します。なるほど、映画は年中観られるけれど、なぜか秋の映画は印象深く、映画祭というちょっぴり華やいだ、それでいてノスタルジックなムードを漂わせる名称が、秋のたたずまいによく合いそうな気がしています。

 世界三大映画祭のカンヌ国際映画祭(フランス)は5月、ヴェネツィア国際映画祭(イタリア)は8月下旬~9月上旬、ベルリン国際映画祭(ドイツ)は2月にそれぞれ開催されており、秋ではありませんが、日本では芸術の秋にちなんで、今年で20回を迎える東京国際映画祭(10月20日~28日)をはじめ、第10回山形国際ドキュメンタリー映画祭(10月4日~11日)、第12回神戸100年映画祭(10月25日~11月11日)など、大なり小なり各地でいろんな映画祭が催されます。

 わが大阪はというと……。第3回大阪アジアン映画祭2007(11月2日~7日、心斎橋・そごう劇場)と第14回大阪ヨーロッパ映画祭(11月23日~25日、中之島・リサイタルホール)が控えています。ハリウッド映画のような派手さはないけれど、アジアとヨーロッパの現状を浮き彫りにした作品が多く、未公開映画の上映も楽しみです。両映画祭の詳細については、これからメディアを通じて告知されると思いますが、とにかく映画ファンのみならず、1人でも多くの人が会場に駆けつけ、映画祭を盛り上げてほしいとぼくは切に願っています。

Img_0113 というのは、映画祭はブランドになりうると思えるからです。前にも述べた〈映画力〉のなかの大きな要素といえます。町(村)おこし、町の活性化、経済的効果、知名度のアップ、文化的貢献……。開催の理由はさまざまですが、トータルで見ると、まちがいなく強力なブランドになります。カンヌと言えば、「あぁ、大きな映画祭がおこなわれているところ」とだれしも思うでしょう。カンヌ=映画祭と知らぬ間に頭にインプットされており、そうなった時点でカンヌは立派なブランドなのです。

 一朝一夕で映画祭をブランド化するのは無理。当たり前のことですが、「継続は力なり」の言葉を信じ、毎年、地道に開催していくしか手はないと思います。よその真似はダメ。やはりオリジナリティーがないと! 大阪で開かれる他の映画祭もふくめ、「大阪にはひと味ちがった、おもろい映画祭がぎょうさんありまっせ」と胸を張れる日がくるのを楽しみにしています。

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