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2008年9月 8日 (月)

ゲストハウスからみえる大阪(3)

ゲストハウス由苑 椎野 佳奈

Vol3_6

vol. 3  「このコインは何円?」

外国からの旅人と話していると、彼らの中で積もっている質問を
ここぞとばかりによくされます。

その中でも一番よく聞かれる質問は、
五円玉を見せてきて「これ何円?」

はじめは私も、なぜ五円玉だけを聞いてくるのだろう?と不思議に思っていたのですが、
ある日ゲストに言われて初めて気づきました。
五円玉だけは、アラビア数字の「5」という表記がなく、漢数字でのみ「五」と書いてあるのです。
「なるほど、それは分かりにくいよねぇ。」と驚きながら言う私に彼は
「このコインだけ書いてないんだよね。」と不思議そうにつぶやいていました。

別の日には、心斎橋でショッピングをして帰ってきた女の子が、帰ってきた途端に聞いてきました。
「イッカツってなに??」

どうやら、お店でクレジットカードを使って精算しようとしたら「イッカツ?」と
店員に尋ねられたものの、どうしても理解ができず、結局クレジットカードをあきらめて現金で支払ったそうです。
私がイッカツの説明をすると、
「あぁ…。なんだそんなことなのね…。」
とちょっと落胆しつつ苦笑していました。

もちろん、文化・習慣的な質問もたくさんあります。

一握りの例ですが…

・なぜ「ありがとう」と言っても返事はないの?
・こっちがお辞儀しているのに向こうがしてくれないのは相手が年上だから?
・店員の「ありがとうございます」の連呼はおもしろいね!
・なぜ日本人は顔に表情を出さないの?
・こんな夜遅くに電車に乗ってるビジネスマンがたくさんいるのはなぜ?
・残業が多い国に住むより、外国に移住したいと思わない?
・親の決めた相手と結婚するって本当?
・なぜみんな細い体になりたがるの?
・愛国心はある?

本当に、答えるのが難しいです。
私たちが答える内容が、彼らの中での「日本人」のイメージ像になってしまいかねません。
常にそういう心構えで受け答えをするようにはしていますが、
私としては、こうして「答える」側が、もっと多くならないといけないと思っています。

言葉が通じやすい宿の人間(同じ宿泊者やスタッフ)やガイドブックから聞いて見た情報だけで日本のイメージを持ってしまうことにならないよう、地元の人たちと会話をしたり、日本人の本当の実情や意見が耳に入る媒体が自然と周りにある環境が必要だと痛感しています。

それと同時に…。
次の五円玉のデザインをご担当の方、漢数字だけというのに特別な理由がないのであれば、ぜひともアラビア数字の「5」の表記も入れていただけるようお願いしたいです!

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