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2008年10月30日 (木)

大名跡が復活! 「五代目桂米團治」襲名

                                  落語家  林家竹丸

 桂小米朝師匠が「五代目桂米團治」を襲名されました。襲名披露興行は10月4日の京都・南座を皮切りに、11月27日までに全国30ヶ所で行われ、上方落語史上、屈指の規模のビッグイベントです。

081012_001 新・米團治師匠の師匠は、人間国宝の桂米朝師匠。先代桂米團治(1896~1951)は、その米朝師匠の師匠にあたります。明治末年から戦後にかけて活躍し、漫才におされて衰退しつつあった上方落語を支えました。自宅で代書屋(いまでいう司法書士事務所)を開業し、その経験をもとに落語「代書」を創作したことでも知られています。

 襲名直前の9月中旬、天満天神繁昌亭・昼席の楽屋で7日間、新・米團治師匠とご一緒しました。小米朝の名では最後の繁昌亭ご出演です。全国を巡る襲名披露興行の準備、東西の師匠がたへのあいさつ回り等で忙殺されていたご様子でした。「寝るヒマないねん」とこぼしておられましたが、舞台では先代の十八番「親子茶屋」などを熱演され、満員の観客を魅了。襲名披露の盛り上がりを予感させる華やかな舞台でした。

 10月4日の南座公演は、東京から三遊亭円歌、林家正蔵、柳家花緑の各師匠がたもお祝いの口上を述べられて華を添え、トリの米團治師匠は、船場の商家を描いた大作「百年目」を披露。「五代目」の力強い船出です。

 57年ぶりに大名跡が復活しためでたい話題が加わり、ますます活気づく上方落語。ブームは衰えそうにありません。(写真は、楽屋関係者に贈られた挨拶状の寄席文字)

 

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