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2011年6月 6日 (月)

水都大阪の守護神「住吉大社」で 御鎮座1800年を祝う記念大祭開催

 今年、御鎮座1800年を迎える住吉大社(大阪市住吉区)で、その記念大祭(5月12日)と、神楽や日本舞踊などの奉祝行事(~24日)が行われた。同社では、伊勢神宮と同じように20年ごとに社殿を修造して神霊を移す「式年遷宮」も行っており、平成21年12月に49回目の遷宮を終えている(前回の遷宮は平成3年)。今回の住吉大社御鎮座1800年記念大祭は、第49回式年遷宮の区切りでもあり、20年後に控える第50回式年遷宮に向けた第一歩ともなった。
 5月12日の記念大祭では、第一本宮にて住吉大社奉賛会長の佐藤茂雄氏(大阪商工会議所会頭)や歌舞伎俳優の市川團十郎氏をはじめ、多数の関係者が参列するなか、国歌斉唱、祝詞奏上に続いて、天皇陛下からの幣帛(へいはく)を真弓常忠宮司自ら住吉大神に献上。おごそかな雰囲気のなか、八乙女神楽や参列者代表による玉串が奉納された。式後、真弓宮司は、「当地から遣随使や遣唐使が出航し、源氏物語にも登場したり、近世には井原西鶴や松尾芭蕉も訪れた。反橋は大阪八百八橋の祖景ともいうべき存在で、住吉大社は水都大阪の守護神でもある。近世大坂の繁栄の背景には住吉信仰の存在があり、住吉大社はなにわの心の故郷。その1800年の祝祭は、大阪発祥の1800年として慶賀すべき象徴」と挨拶。佐藤奉賛会長は、「御鎮座1800年記念大祭をはじめ各事業の推進が大阪経済活性化を促し、日本の復興につながることを祈念する」と呼びかけた。
 その後、一般の参詣者が見守るなか、第一本宮や吉祥殿にて花柳流日本舞踊(12日)や清元流浄瑠璃・三味線、住吉能(13日)、神楽(14日)の奉納や、茶道裏千家の千玄室大宗匠による献茶式(19日)などが行われた。とくに15日には、1800年を祝って神田代舞(みとしろまい)や田植踊、住吉踊などの多彩な神賑行事が終日繰り広げられ、好天の週末とあって多くの参詣者が当地ならではの伝統芸能を楽しんだ。
 住吉大社は、摂政11年(211年)、神功皇后が当地に住吉大神を祀って以来の由緒があり、摂津国「一の宮」の社格をもつ全国約2300社余の住吉神社の総本社。海上交通安全や商業の守護神、和歌道など多くのご神徳がある。とりわけ芸事の神様として、古くから新町芸妓の信仰を集めている。今回奉納された神田代舞(財団法人上方文化芸能協会奉仕)は、御稔女(みとしめ)という女性による神楽舞踊で、昭和27年に御田植神事が助成すべき無形文化財に選考されたのを記念して創作されたもの。豊穣祈願と恵みの雨を呼ぶ龍神祈願の歌舞で、龍神の冠を戴き艶やかに舞う姿に、隆盛を極めた新町花街の往時が偲ばれる。現在、神田代舞は毎年6月14日に行われる御田植神事の行事の中で、田の中にできた舞台で奉舞されている。なお、神事は昭和54年重要無形民俗文化財に指定された。

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藤間音花さんによる神田代舞
(写真提供:住吉大社

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住吉大社御鎮座1800年記念大祭(第一本宮)

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風流武者行事(5月15日/第一本宮)

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第一本宮(国宝)。
日本の神社建築史上最古の様式(住吉造)で、5世紀頃よりほぼ原型を保っている。

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54年ぶりに架け替えられた反橋(通称太鼓橋)

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御神馬「白雪号」
高齢により引退した先代に代って、今年5月から
神馬を務める2歳の道産子。
神馬は白い毛並み、赤い瞳、白い蹄の
和種に限られている。

■住吉大社アクセス
南海本線「住吉大社駅」徒歩3分、阪堺電気軌道阪堺線「住吉鳥居前駅」すぐ
(大阪市住吉区住吉2-9-89)

 

 

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