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2011年10月28日 (金)

[報告]21cafe~楠本関西担当大使をお招きして~

10月24日、キャッスルホテルにて「21café」を開催した。 本年8月に関西担当大使に就任された 楠本祐一 特命全権大使・政府代表を講師に迎え、 外交の最前線でご活躍された経験を踏まえ、 今後の関西の成長と発展のために いかなる方策を取るべきか、話を伺った。 講演終了後には、楠本大使を囲んで交流会を行い、 和やかな雰囲気の中、出席者は懇親を深めた。 Img_1167 楠本大使


<講演概要>
○日本の発展を考えるためには、世界の趨勢を理解する必要がある。
国際情勢に目を向けると、
・グローバリゼーションの激化、情報革命、市場経済化、マネー資本主義の浸透などを背景に、経済的格差が顕著化し社会不安が広がっている。これにともない、モラルの低下や倫理観の喪失も進んでいる。
・環境問題やエネルギー問題、食糧や水問題といったグローバルイシューに次々と直面するなか、国際社会の勢力のバランスは、かつて欧米が主導権を握っていた時代とは異なり、多極化または無極化している。

○一方、日本の現状をみると、
・日本は経済成長神話から脱却できずにいる。今後の日本が10%以上の経済成長を遂げることはありえない。日本は成熟した経済になったことを認識すべきである。
・デフレや空洞化、高齢化、低賃金、特に若い世代に職がないといった先行き不安から消費や経済も冷え込んでいるが、問題は先送りにされている。

○これらを踏まえて、日本がとるべき方策は、
・高度成長期の旧制度を早急に改め、新たな制度設計をすること 
・世界の動向を見据えて、国際化を進めること
・成長至上主義ではなく、日本人が求めている心の安らぎを模索すること

○世界からみた関西は、
・高い経済力を持つ地域。パナソニックやシャープなど日本を代表する強い産業がある。
・環境や医療の分野において、世界から注目される最先端の科学技術力を有している。
・長い伝統の中で育まれた文化力がある。世界的にもクールジャパンと高く評価されている。工業デザインなどの日本製品にはそうした日本文化が活かされている。


○関西を世界へ発信していく上での課題は、
・発信の前段として「関西」とは何かをわかりやすく明確にすること
・地方分権の動きの中で、関西が力をつけて強くなっていくこと
・関西が国際化を進めていくこと
→情報収集、情報発信を積極的に行う 
→人や企業を関西に呼び込む
→国際会議や学会を開催し優れた人材を集める
・関西からの発信力を強化すること
→外国人のハートを掴むような関西の魅力をPRする
→関西ブランドを構築する
→英語をはじめとした外国語の語学力の向上を図る
→神道や仏教、武士道、茶道などは外国人の憧れ
こうした日本文化を積極的にアピールする
(文責:事務局)


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会場風景

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