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2013年6月10日 (月)

【ご報告】交流サロン 21cafe 「橘街道プロジェクト」近畿経済産業局 中村総務企画部長

2013年5月27日、近畿経済産業局中村稔総務企画部長を講師に迎えて、交流サロン 21cafeを開催し、34名の出席者が「~橘街道プロジェクト~」について話を伺った。講演終了後は引き続き交流会を行った。

<講演要旨> 「関西の文化を世界に ~橘プロジェクト~」

■はじめに

(背 景)
Cimg8799_3〇世界各国・地域への外国人訪問客数のランキング(2011年)をみると、1位はフランスの約8,000万人、2位は米国の6,200万人、3位は中国の5,800万人、 隣りの韓国でも1,000万人であるのに対し日本は600万人と低迷している。インバウンドによる経済効果の面だけではなく、世界における日本の情報発信力の弱さやプレゼンスの低さが危惧される

〇日本、特に関西は豊かな食材に恵まれ、世界に誇る食文化を擁し、歴史文化の息づく魅力溢れる地域でありながら、これらの資源を十分に活かしきれておらず、「鬼に金棒」の「金棒」が無い状態

 ⇒そこで、これらの地域資源を戦略的に活かすための「仕組み」=「プラットフォーム」を
   形成しよう
という取り組みの一つが橘街道プロジェクトである。


■橘街道プロジェクト


(田道間守と橘の伝承)
Cimg8849 橘は、第11代垂仁天皇の命により、田道間守(たじまもり)が大陸から不老長寿の実として持ち帰ったと言われている。古来より歌にも多く詠まれた橘は、その実が現在のお菓子の原点とも言われていることから、田道間守は、今日、お菓子の神様「菓祖」として祀られている。

 田道間守にまつわる神社や名所を調べると、田道間守が祀られている中嶋神社(兵庫県豊岡市)や橘本神社(和歌山県海南市)、垂仁天皇陵の濠に小島として浮かぶ田道間守の墓(奈良県大和郡山市)などが関西各地に点在している。


(プロジェクトの目的)

 田道間守にかかわる伝承を中心に、関西の菓子産地を結んで、菓子文化をめぐる大街道を形成する。そして、さらに菓子文化のストーリーを多方面に展開し、地域及び業種を超えた連携体制を作って、Win-Win関係のビジネスモデルを構築する


(橘にちなんだ個々の取り組み)

 〇橘を使った各地の菓子
  「橘のしずく」(パティスリー・アッシュ・カトウ/豊岡市)
   もぎたての橘の実を手絞りし、その果汁で作ったゼリーを焼菓子にとじ込めたもの。

  「みかんの紀婦人」(ル・パティシエミキ/和歌山市)
   みかんジュースをバターで溶いたクリームをスポンジケーキで挟み、
   みかんそのものをトッピングしたケーキ。

Cimg8848 〇橘の植樹
  「なら橘プロジェクト」(尼ヶ辻フィールド/奈良市)
   垂仁天皇陵近くの農地で、橘の実を使って菓子やドレッシング等を作り地域の活性化につなげようと、苗木の植樹が行われた。また、古代に存在したと言われている「中ツ道」を復元し、橘の並木道にしようという取り組みも始まっている。

 これらの取り組みをつないで、物語性と回遊性を生み出すことで、我が国の菓子文化に一層の深みと魅力を付加する。

 ⇒世界の人々の憧れとなる。(例:ドイツのロマンチック街道)
 ⇒他の地域資源との相乗効果を生むプラットフォームを提供する。


(これからの進め方)

Cimg8791_2 これまでの行政の支援と言えば、助成金など直接的な支援施策が主であったが、今後は、市場の創出や生産者・供給者の活躍の場づくりといった出口戦略を考えた施策が重要だと考えている。

 「橘街道プロジェクト」においても、今後、菓子業界にとどまらず、寿司・日本酒などの食産業や、鉄道・ホテル・レストランなどの観光関連事業、土産物・関連グッズなどを生産する製造業、舞台芸術・映画などを制作するコンテンツ産業など、さまざまな業種を巻き込みながら、プラットフォームをより一層、拡大・充実させていきたい。


■ご参考

 〇概要・背景と目的
 
 〇経 緯
 〇具体的内容・今後の進め方

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