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2013年9月13日 (金)

【ご報告】関西・大阪文化力会議 ~ハーバード大学エズラ・ヴォーゲル名誉教授を迎えて~

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 9月11日、大阪国際会議場において、ハーバード大学のエズラ・ヴォーゲル名誉教授を基調講演に迎えて「関西・大阪文化力会議」を開催し、のべ1,450名が参加して熱心に講演に耳を傾けた。(主催:大阪国際フォーラム、関西・大阪21世紀協会)

 会議の冒頭に、主催者を代表して当協会の熊谷会長から挨拶し、文化は人類の幸福の根源的なものであり、本日の会議では文化の持つ力やその役割について幅広く議論を行い、世界の人々から敬愛される文化立都、文化立国を目指したいと述べた。

 基調講演で、ヴォーゲル名誉教授は、「鄧小平の描いた発展戦略は成功したのか」と題して、毛沢東以降に中国の「改革開放」政策を推し進めた現代中国の父 “鄧小平”の人生の軌跡を振り返りながら、発展戦略や外交政策、その功績などについて語った。

 鼎談では、国分防衛大学校長と大阪国際フォーラムの萩尾会長代行を交え、昨今の日中関係の悪化についても触れ、日本は客観的な歴史を学んだ上で、1945年以降いかに多くの平和に貢献してきたかを訴えるべきだと述べ、両国の不信感を拂拭するためには日中対話が重要である旨を強調した。

 続くパネルディスカッションでは、国分防衛大学校長のコーディネートの下、落語家の桂文枝師匠、近藤前文化庁長官、東京大学大学院の園田情報学環教授、同志社大学の村田学長とともに、文化面・経済面からアジアとの連携を深めるための日本の役割や文化交流について、議論を行った。
 議論の中では、国を守るということはその国の文化を守ることであり、文化の影響力の大きさを認識し、軍事力・経済力・文化力のバランスのとれた発展が必要であることや、我が国の将来的な発展のためには、20年から30年先を見据えたグローバルな人材育成が重要であること、また、魅力ある都市・地域として持続的に発展するためにはイノベーションが不可欠であり、イノベイティブであり続けるためには異質なものを排除せず多様なものを理解できる寛容性が必要であること、など多くの示唆に富んだ意見が出され、笑いも交えながら活発な議論が交わされた。

 閉会にあたっては、能楽師和泉流狂言方の小笠原匡氏による能を披露し、その中で、当会議での議論をまとめた「中之島宣言」を奏上し会議を締めくくった。

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