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2018年5月 8日 (火)

【ご報告】ASK「丸一鋼管 文楽支援寄金」創設

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アーツサポート関西(ASK)
「丸一鋼管 文楽支援寄金」創設 記者会見(4月23日)
襲名公演中の吉田玉助さんと人気作家の有栖川有栖さんも!

民主導で関西の芸術・文化を支援する【アーツサポート関西(ASK)】(事務局:関西・大阪21世紀協会内)はこのほど、300年以上前に大阪で生まれた文楽の伝統を若い世代に継承していくことを趣旨とした【丸一鋼管 文楽支援寄金】の創設を発表しました。

文楽支援寄金は、元はといえばASKの発足と同じ2014年に誕生。当時、行政から文楽への補助金が廃止されることになり、文楽の伝統が途絶えてしまうことに危機感を抱いた京阪神ビルディング株式会社の中野健二郎社長(当時)から、ASKに支援の申し出がありました。この寄金を活用し、若い人たちが1回500円で本格的な文楽公演を国立文楽劇場(大阪市中央区)で鑑賞できる「ワンコイン文楽」を実施しました。

続いて、この趣旨に賛同した岩谷産業株式会社の牧野明次会長が、2016年に【岩谷産業 文楽支援寄金】を設立。「ワンコイン文楽」は、これまで4年間で延べ2,000人を超える参加者たちが詰めかける盛況ぶりで、文楽の魅力に目覚めた「文楽女子」や、文楽関係の仕事に就く若者も誕生するなど、大きな成果をあげています。

さらに、その篤志のバトンを丸一鋼管株式会社の鈴木博之会長が引き継ぎ、今回の寄金創設となりました。贈呈式で鈴木会長は、襲名披露公演中の吉田玉助さんと山本勘助さん操る文楽人形に寄金の目録を手渡し、「文化や芸術がなければ経済の発展はない。この支援を最低5回は関西経済界でつないでいきたい」と語りました。

「ワンコイン文楽」を実施するNPO法人人形浄瑠璃文楽座の竹澤團理事長は、若い人たちが文楽に接する機会が提供されることに謝意を述べました。そして、文楽の大ファンで、今回からこの取り組みのサポーターとして協力することになった大阪在住のミステリー作家・有栖川有栖さんは「若人たちとともに文楽公演を楽しみ、文楽ファンを増やしていけるのは、とても嬉しいことだ」と力強く語っていました。

大阪が世界に誇れる伝統芸能が、これほど多くの皆さんの熱意と協力によって支えられているのを目の当たりにし、地元で暮らし働く者として、自ら文楽を鑑賞したり、文楽の楽しさを友人・知人に伝えたりといった小さなことからでも、ぜひ取り組んでいきたいと感じました。

ASK公式ホームページ http://artssupport-kansai.or.jp/

【川嶋みほ子】

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