21cafe

2016年1月15日 (金)

【ご案内】21Cafe『2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて 』(2月8日)

 今年最初の21Cafeは、内閣官房で東京オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会推進本部事務局の鈴木香織様を東京からお招きし、文化プログラムからの視点で「東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて」をテーマに、地域が取り組む課題についてお話をしていただきます。

 鈴木香織様は、東京大会での文化プログラムの実務担当をされており、目指す文化プログラム・規模及び内容等について、過去の地域事例も紹介しながらお話をしていただきます。

 今回は、貴重なお時間を頂き、「21Cafe」にお越しいただける事になりました。どうぞ皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。


【日 時】 2016年2月8日(月)18時30分~20時30分 (18時~受付開始)
       ※ 18時30分~ 講演、19時40分~ 交流会

【場 所】 中之島プラザ14階 「アゴラシオン」
       (大阪市北区中之島6-2-39  TEL:06-6449-6904)

【講 師】 内閣官房 参事官補佐  鈴木 香織 様

【テーマ】 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて

【参加費】 3,000円(軽食・ドリンク代)   ※当日受付にてお支払い下さい。

【お申込】 別添の参加申込書に必要事項をご記入の上、2月2日(火)までに、
       FAX又はE-mailにてお申し込み下さい。

       
21Cafe申込書(Word)

       FAX     : 06-7507-5945、  E-mail : cafe21@osaka21.or.jp

【お問い合わせ先】 当協会 文化事業部  TEL:06-7507-2002

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2015年10月14日 (水)

【ご案内】21cafe「現代アート経済学」(11月5日)

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 本年度の第2回目となる今回は、アートコレクターの宮津大輔(みやつだいすけ)様を東京からお招きし、著書のタイトル「現代アート経済学」をテーマにお話をしていただきます。

 アートコレクターの宮津大輔様は、一般企業にお勤めされながら、収集したコレクションや、アーティストと共同で建設した自宅が「東京オペラシティ―アートギャラリー」「テリム現代美術館(韓国)」等で展示され国内外で大きな話題となりました。また台湾・国立現代美術館、韓国・釜山コンベンションセンターでの作品コレクション展に続き、先日は東京・上野の森美術館において、「映像表現の現在」展が開催されました。


 今回は、貴重なお時間を頂き、「21Cafe」にお越しいただける事になりました。どうぞ皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。





日 時 : 平成27年11月5日(木)
               18時30分~21時(18時受付開始)、18時30分~講演、19時40分~交流会

会 場 : 中之島プラザ14階 「アゴラシオン」
               大阪市北区中之島6丁目2-39

講 師 : アートコレクタ―  宮津 大輔(みやつ・だいすけ)氏

テーマ : 現代アート経済学(仮称)

参加費 : 3,000円(軽食・ドリンク代)  ※当日、受付にてお支払下さい。

申込方法 : 下記の参加申込書にご記入の上、
         平成27年11月2日(月)までにFAXまたはE-mail にてお申込み下さい。

                    21cafe申込用紙(WORD) / 21cafe申込用紙(PDF)

       FAX : 06-7507-5945
               mail  : cafe21@osaka21.or.jp

お問い合わせ : 当協会 文化事業部  TEL : 06-7507-2002

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2014年2月27日 (木)

【ご報告】21cafe ~京都市立芸術大学 建畠学長をお迎えして~「現代アートの新しい流れ」

 
 2月24日、大阪市内の御堂筋沿いにある「Osaka Chaos Cafe」(大阪市中央区)にて交流サロン“21cafe”を開催し、約50名が参加した。講師には、京都市立芸術大学建畠晢(たてはた・あきら)学長をお迎えし、「現代アートの新しい流れ」についてお話を伺った。講演終了後には、建畠学長を囲んで交流会を行った。
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≪講演要旨≫

 〇コーポレートアート 
   ―なぜ企業がアートに投資をするのか―
    (米国最大の穀物会社ジェネラル・ミルズ社の場合)

   -投資による収益を得るため。
   -企業イメージを向上させるため。
   -企業の活性化のため。
      役員をはじめ社員が常に最先端アートに触れていられる環境が大切。
   
   -安定した社会を創り出すため。
      安定した社会とは、マイノリティがマジョリティと一定の割合で混在する社会。
      こうした社会を創り出すためにアーティストら健全なマイノリティに投資を行う。

〇日本の現代アートの流れ
  1970年代に日本の美術館は激増したが、今、美術館は「冬の時代」と言われている。
  一方で、1990年代半ば頃から、日本をはじめアジア各国で国際現代美術展が活発になっている。今日、現代美術は、美術館を中心に展開する時代ではなくなりつつある。

Cimg9551web3_5〇国際現代美術展
  従来の美術館とは規模も異なり、街中や倉庫など、展示場所もさまざま。
  作品の傾向としては、映像やインスタレーション、パフォーマンスが増えている。

(インスタレーションとは…)
  近代以降の西洋の芸術作品は、教会など建築物や場所から解放されて、彫刻は台の上、絵画は額の中といったスタイルに変わったことにより、場所の意味に奉仕しない自由を得た。しかし、これに対して、インスタレーション作品は、その場所にかかわる歴史などから発想して制作されたもので、他の場所では成り立たない性格をしている。
  【例】 上野公園の西郷隆盛像、ヴァチカンのピエタ像


〇関西の現代アートの動き
  1950年代半ばから吉原治良が関西の若手芸術家たちと行った前衛芸術運動「具体美術協会」は関西を拠点とした、戦後の日本において最も重要な現代美術運動であり、国際的にも高く評価されている。1980年代には、森村泰昌に代表される関西ニューウェーブの動きが起こり、近年では、ヤノベケンジや やなぎみわ などのアーティストが脚光を浴びている。
  関西、特に大阪のアーティストの作品は、不思議な大衆性を持っており、即物的でシニカルなユーモアを感じる。


※この他、横浜、愛知、越後妻有で開催されたトリエンナーレなどの国際現代美術展に出展された作品の数々を写真で紹介しながら、興味深い解説を聞かせて頂いた。

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2013年12月 2日 (月)

【ご報告】21cafe~モンベル辰野会長を迎えて~「SEA TO SUMMITについて」

Cimg9362web_4 11月29日、交流サロン21cafeを開催し、アウトドアグッズの一流ブランド企業、株式会社モンベルの創業者(現会長兼CEO)で、アイガー北壁日本人第二登を果たしたトップクライマーでもある辰野勇氏を講師に迎え、環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT」』について講演いただいた。

 講演会前半では、モンベルが1975年の設立以来、展開してきた事業の数々を紹介いただいたほか、現在約45万人の会員を有するモンベルクラブや、自然環境保護に対して支援を行うモンベルクラブ・ファンドなどについても説明をいただいた。
 後半では、カヤック・自転車・ハイクの3つのアクティビティで水辺から山頂を目指す同社が立ち上げた環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT」や、「SEA TO SUMMIT」で提案された「JAPAN ECOTRACK」の取り組みなどについてお話し頂き、同社の社会貢献や自然保護に対する姿勢について理解を深めるとともに、辰野会長のアウトドアへの思いに触れることができた。

 交流会では、当協会堀井理事長からの乾杯挨拶の後、辰野会長ご自身による横笛演奏を披露いただき、和やかな懇談の場となった。
 

◆SEA TO SUMMIT
 
カヤック・自転車・ハイクの3つのアクティビティで、水辺から山頂を目指す競技で、順位やタイムを競うだけでなく、自然の循環を体感し、自然の大切さについて考え直す環境スポーツイベント。2013年は大雪旭岳、鳥海山、皆生・大山、奥河内の4箇所で開催。環境に配慮し、各回定員100組を募集。(※SEA TO SUMMIT 2013

◆スイス・モビリティー
  「自然を楽しみながら快適な旅を」をコンセプトに、人力で移動するハイキング、サイクリング、カヌー、などのアクティビティを自由に組み合わせて楽しむ、スイスで提案された新しい旅のスタイル。(※Swizerland Mobility 〔英語〕)


 
◆JAPAN ECO TRACK(ジャパン・エコ・トラック)
  スイス・モビリティーを参考に、日本でも人力で移動する手段を公共交通機関がサポートし、SEA TO SUMMITのようなイベントに参加しなくても365日楽しめる環境を整備することを提案。

Cimg9377web_2会場風景 Cimg9413web_5 横笛演奏する辰野会長


 

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2013年10月25日 (金)

【ご報告】21cafe「関西における民間アーツカウンシルの可能性」

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10月15日、ニッセイ基礎研究所主席研究員・芸術文化プロジェクト室長吉本光宏氏を講師に迎えて、交流サロン「21cafe」を開催し、「関西における民間アーツカウンシルの可能性」について話をうかがった。

最初に、アーツカウンシルの変遷を概観するため、第二次世界大戦後間もない1946年に発足した英国のアーツカウンシルを事例に取り上げて、その歴史や概念、仕組み、事業内容などを紹介。

次に、日本国内におけるアーツカウンシルの動きとして、国や行政組織が所轄する日本芸術文化振興会(文化庁)やアーツコミッション・ヨコハマ(横浜市)、沖縄文化芸術支援助成事業(沖縄県)の特徴や、民間の芸術助成団体の概況を説明。

関西で民間のアーツカウンシルを立ち上げるにあたってのポイントとしては、以下の点を挙げた。

 【1】民から民への資金の流れを促進すること
 【2】助成を受ける側に寄り添った制度設計
   (例:手続きの簡素化、複数年助成、概算支給など)を行い、
   信頼に基づくパートナーシップを構築すること
 【3】民間の芸術に対する助成のシンクタンク機能を担うこと
 【4】民間企業が芸術を支援するための中間支援機能を果たすこと
   (例:遊休施設を作品置き場や稽古場に提供するマッチング活動、など)
 【5】市民の支持を拡げながら政策誘導に繋がるようなアドボカシー活動を行うこと

最後に、芸術文化によって社会そのものが変容していく今日のトレンドのなかで、“芸術文化”への助成事業は赤字補填ではなく投資事業であり、“芸術文化”のためのメセナというだけではなく“社会”のためのメセナであるという気概をもって、意欲的な活動を展開してほしいと話を締めくくった。

(参考資料)
 『芸術文化のさらなる振興に向けた戦略と革新を-新生「日本アーツカウンシル」への期待』(文化庁月報 平成25年10月号)
 

 

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2013年6月10日 (月)

【ご報告】交流サロン 21cafe 「橘街道プロジェクト」近畿経済産業局 中村総務企画部長

2013年5月27日、近畿経済産業局中村稔総務企画部長を講師に迎えて、交流サロン 21cafeを開催し、34名の出席者が「~橘街道プロジェクト~」について話を伺った。講演終了後は引き続き交流会を行った。

<講演要旨> 「関西の文化を世界に ~橘プロジェクト~」

■はじめに

(背 景)
Cimg8799_3〇世界各国・地域への外国人訪問客数のランキング(2011年)をみると、1位はフランスの約8,000万人、2位は米国の6,200万人、3位は中国の5,800万人、 隣りの韓国でも1,000万人であるのに対し日本は600万人と低迷している。インバウンドによる経済効果の面だけではなく、世界における日本の情報発信力の弱さやプレゼンスの低さが危惧される

〇日本、特に関西は豊かな食材に恵まれ、世界に誇る食文化を擁し、歴史文化の息づく魅力溢れる地域でありながら、これらの資源を十分に活かしきれておらず、「鬼に金棒」の「金棒」が無い状態

 ⇒そこで、これらの地域資源を戦略的に活かすための「仕組み」=「プラットフォーム」を
   形成しよう
という取り組みの一つが橘街道プロジェクトである。


■橘街道プロジェクト


(田道間守と橘の伝承)
Cimg8849 橘は、第11代垂仁天皇の命により、田道間守(たじまもり)が大陸から不老長寿の実として持ち帰ったと言われている。古来より歌にも多く詠まれた橘は、その実が現在のお菓子の原点とも言われていることから、田道間守は、今日、お菓子の神様「菓祖」として祀られている。

 田道間守にまつわる神社や名所を調べると、田道間守が祀られている中嶋神社(兵庫県豊岡市)や橘本神社(和歌山県海南市)、垂仁天皇陵の濠に小島として浮かぶ田道間守の墓(奈良県大和郡山市)などが関西各地に点在している。


(プロジェクトの目的)

 田道間守にかかわる伝承を中心に、関西の菓子産地を結んで、菓子文化をめぐる大街道を形成する。そして、さらに菓子文化のストーリーを多方面に展開し、地域及び業種を超えた連携体制を作って、Win-Win関係のビジネスモデルを構築する


(橘にちなんだ個々の取り組み)

 〇橘を使った各地の菓子
  「橘のしずく」(パティスリー・アッシュ・カトウ/豊岡市)
   もぎたての橘の実を手絞りし、その果汁で作ったゼリーを焼菓子にとじ込めたもの。

  「みかんの紀婦人」(ル・パティシエミキ/和歌山市)
   みかんジュースをバターで溶いたクリームをスポンジケーキで挟み、
   みかんそのものをトッピングしたケーキ。

Cimg8848 〇橘の植樹
  「なら橘プロジェクト」(尼ヶ辻フィールド/奈良市)
   垂仁天皇陵近くの農地で、橘の実を使って菓子やドレッシング等を作り地域の活性化につなげようと、苗木の植樹が行われた。また、古代に存在したと言われている「中ツ道」を復元し、橘の並木道にしようという取り組みも始まっている。

 これらの取り組みをつないで、物語性と回遊性を生み出すことで、我が国の菓子文化に一層の深みと魅力を付加する。

 ⇒世界の人々の憧れとなる。(例:ドイツのロマンチック街道)
 ⇒他の地域資源との相乗効果を生むプラットフォームを提供する。


(これからの進め方)

Cimg8791_2 これまでの行政の支援と言えば、助成金など直接的な支援施策が主であったが、今後は、市場の創出や生産者・供給者の活躍の場づくりといった出口戦略を考えた施策が重要だと考えている。

 「橘街道プロジェクト」においても、今後、菓子業界にとどまらず、寿司・日本酒などの食産業や、鉄道・ホテル・レストランなどの観光関連事業、土産物・関連グッズなどを生産する製造業、舞台芸術・映画などを制作するコンテンツ産業など、さまざまな業種を巻き込みながら、プラットフォームをより一層、拡大・充実させていきたい。


■ご参考

 〇概要・背景と目的
 
 〇経 緯
 〇具体的内容・今後の進め方

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2013年4月18日 (木)

【ご報告】21cafe「天満における星の信仰と天の川伝説地域」

 3月28日、大阪大学招聘教授 高島幸次氏を講師に迎えて「21cafe」を開催し、
天満における星の信仰と天の川伝説をテーマにご講演を頂いた。

講演概要>

Proftakashima_5■天満と星の信仰について 

  平安時代の天満は、もともと道教による星の信仰が盛んな地であった。そのことは、星合池・七夕池・明星池のように星辰信仰にちなむ池名があったことからも伺える。  
 
  その星の信仰は「大将軍社」(現在は大阪天満宮の境内社)によって熟成し、やがてその地熱から天神信仰が生みだされることになる。
 現在、「学問の神」とされる天神さんは、成立当初は星の信仰を受け継いだものであり、そのため、七夕や天の川の伝承も天神信仰に色濃く取り込まれている。

  
■「平成OSAKA天の川伝説2013」 ~世界に発信するために~

  毎夏、関西・大阪21世紀協会ほかが、大川の八軒家浜で開催している
 「OSAKA天の川伝説」は、人々の願いごとを託したLED光源の球“いのり星”を
 いっせいに川面に放流し、都心を流れる川を光で埋め尽くすイベント。

  水都大阪を世界に発信するイベントに育てるためには、

 天満(大阪天満宮、生国魂神社)の故事来歴に因んだ天満橋で
 「天の川伝説」を確固たる行事に仕立て上げることが必要である。

 (具体例)
  6月25日の道饗祭(みちあえのまつり)の再興し、イベントの事前告知に活用する 。

   ※道饗祭とは、都の四隅に、八衢比古(やちまたひこ)、八衢比売(やちまたひめ)、
    久那斗(くなど)に、大将軍社の於富加牟津見(おほかむつみ)を加えた
    四神を祀り、魑魅(ちみ)、鬼魅(もののけ)、妖気が都に入らぬように祈る祭。
    毎年6月、12月の2回行われ、人口密度の高い都市部の疫病退散を願って
    行われた。

  大将軍社に突如生えたと言われている7本の松(=北斗七星)の伝承を基に、
   天満宮から大川へと7つの茅輪を潜って穢れを祓い、無病息災を祈願する。

                                              以上

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2012年11月30日 (金)

【ご報告】21cafe 『地域がつくる舞台文化-市民創作「函館野外劇」-』

Cimg8378_3 11月27日、株式会社ハートス 代表取締役の前田順一氏をお迎えし、恒例の21cafeを開催した。
 株式会社ハートスはイベント等の照明・音響・映像による空間演出を手がける企業で、1988年に行われた「函館野外劇」第1回公演から25年間にわたり照明演出を担当する傍ら、市民創作「函館野外劇」を支援。現在、前田氏は野外劇大使を兼任し、地域文化の発展に尽力している。
 「函館野外劇」は、国の特別史跡「五稜郭跡」を舞台にして、アイヌの時代から黒船来航、戊辰戦争、現代までの函館の歴史を約400人の市民が演じる国内最大規模の野外劇で、今回は、その壮大な歴史スペクタクル野外演劇「函館野外劇」の成り立ちや歴史、さらに大阪の課題について語っていただいた。


地域がつくる舞台文化 ―市民創作「函館野外劇」―

(背 景)
 函館は、五稜郭をはじめ、函館山からの夜景やウォーターフロントの朝市など観光資源に恵まれた都市である。しかしながら、1970年代から80年代、造船不況や青函連絡船廃止などの影響を受けて地域全体が活気を失いかけていた。その時、活性化策として提案されたのが「野外劇によるまちおこし」である。これを持ちかけたのは函館で地域福祉活動を行っているフィリップ・グロード神父。フランスのル・ビデフ野外劇を参考にして、函館でも五稜郭を舞台に野外劇を始めてはどうかとの提案をきっかけに「函館野外劇」実現への一歩を踏み出すことになった。

(課 題)
 野外劇を行うにあたって、最も大きな課題は、資金調達と、国の特別史跡である「五稜郭」を舞台に使用するための規制のクリアであった。また、この劇が一過性のイベントで終わることなく、継続可能なものにするために、どんな演劇にするべきなのか、コンテンツを考える必要があった。誰にでも馴染みが深く、観光客にも容易に理解してもらえる内容になるよう検討を重ねた結果、函館の歴史が題材に選ばれた。

(成 果)
 「函館野外劇」は、1988年の第1回目の上演以来、二十数年、進化し続け、現在は延べ1万人の函館市民参加によって演じられる函館歴史大スペクタルに成長した。その結果、函館を訪れる観光客が増加しただけでなく、幅広い層の市民が多数参加することで地域の繋がりが強まり、愛郷心を育んでいった。

 「繋がり」  地域の繋がり、連帯感の形成
 「教 育」  郷土愛の醸成、函館学の普及
 「観 光」  観光客数の増加

(大阪での「野外演劇」実現に向けて)
 大阪ではすでに「大阪城サマーフェスティバル」が実施されているが、改めて5つの「E」を提案する。大阪の特色を活かしながら、さらなる文化地域の芸術創造を追及してほしい。

 Economy    予算の自主独立の実現、地域経済への貢献
 Ecology     環境への配慮、理念と目的
 Entertainment コンテンツ力
 Education    教育的要素、郷土愛、人との繋がり
 Exciting     面白さ、笑いと感動、笑いと健康

                                                  以上

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2012年11月 8日 (木)

【ご報告】 21cafe 「大阪におけるミュージック・ダンススクールの可能性」

 11月6日、大阪キャッスルホテルにて、滋慶学園グループの浮船邦彦総長と滋慶学園COMグループの喜多静一郎総合プロデューサーを講師に迎え、「大阪におけるミュージック・ダンススクールの可能性」をテーマにお話を伺い、その後、交流会を行った。

◆滋慶学園グループ 総長 浮船 邦彦 氏
Cimg3166 滋慶学園グループは、「実学教育」「人間教育」「国際教育」の3つを共通理念に掲げて、社会と産業界のニーズに合った、即戦力になる人材の育成を目標に教育事業を展開してきた。
 当学園の教育の特徴の一つは産学協同教育である。現場第一線で活躍するプロを講師陣に迎え、現場研修を授業に取り込み、プロの仕事を、プロの現場で、プロに学べる環境を提供している。
 また、業界に直結した教育を行うために、企業と連携して、実際の企業課題に取り組むといったプログラムも取り入れている。
 このような徹底した実践主義の職業人教育を通じて、常に社会に求められる人材を養成し、社会に貢献していきたい。

◆滋慶学園COMグループ 総合プロデューサー 喜多 静一郎氏
Cimg3213 ダンスの分野においても、実践で即戦力となる人材を育てるための教育プログラムを採用している。現場力、実践力を身につけるために多くのイベントに参加したり、業界トレンドをいち早く取り入れるために海外から講師を招聘するなど、実践的な経験を重ねるためのカリキュラムを組み、多くのダンサーやダンスインストラクター、振付師などを輩出してきた。
 近年、若者の耐久力が著しく低下しており、挫折するとすぐに仕事を辞めたり、不登校になったりする傾向が強まっている。こうした若者にとって、舞台で失敗と努力を繰り返すことが自然と挫折にめげない強い精神力を育てる機会にもなっている。
 社会は常に変化し続け、それに伴い職業も変化し、求められる人材も変化する。その変化に応じて、その時代、その時代に合った人材を育てることが我々の役割だと思う。

Cimg3185_2 会場風景

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2012年7月 6日 (金)

【ご報告】 21cafe ~和泉流狂言師 小笠原 匡 氏をお招きして~

6月28日、大阪キャッスルホテルにて、
和泉流狂言師 小笠原 匡 氏をお招きし、30名の参加者のもと、
「東洋と西洋、仮面劇の形態を探る!」と題して
ご講演を頂き、その後、交流会を行いました。

講演では、最初に、狂言の源流について、
仏教の伝来とともに大陸から伝わった散楽が猿楽となり、
狂言となるまでの道筋を、時代背景とともにご講義下さいました。

続いて、狂言で使われる面とイタリア仮面劇コメディア・デラルテで用いられる面を
実際に一つ一つ紹介しながら、表情やキャラクターなどそれぞれの特徴について、
実演を交えながら解説頂きました。

最後に、日本古来の宗教である自然信仰について触れ、
自然に対して敬意をはらうことの大切さを強調して、講演を締め括られました。

Cimg2425_2 和泉流狂言師 小笠原 匡 氏

Cimg2457_2 狂言面をかけた小笠原 匡 氏 

Cimg2494 会場風景

                                             以上

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2011年12月 7日 (水)

[報告] 21cafe 「知られざる大阪夏祭りの魅力」

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講師:中田紀子氏

11月29日、キャッスルホテルにて「21cafe」を開催した。エッセイスト・帝塚山大学講師の中田紀子氏を講師に迎え、元NHKカメラマンの橋山英二氏が撮影した今年の大阪の夏祭りの映像を見ながら、「知られざる大阪夏祭りの魅力」について、ご講演をいただいた。講演終了後には交流会を行い、意見交換などしながら懇親を深めた。

<講演概要>

○生根神社「だいがく祭り」
だいがくとは一本のさおに多数の提灯や鈴を飾り付けた櫓のことで、古くは玉出・難波・木津の三地区に各基ずつ計18基あったが、現存するのは生根神社に残る「玉出のだいがく(大阪府指定有形民俗文化財)」1基のみである。だいがく祭りの起源は雨乞い祈願。だいがく音頭も、大阪における代表的な民族芸能として伝統文化の一翼を担っている。

○生國魂神社「いくたま祭り」
生國魂神社には「我が国土の御霊」が祀られており、大阪の総鎮守である。年に一度のお里帰りとして行われる陸渡御は、枕太鼓や獅子舞、御羽車が行列をなして賑やかに行われる。いくたま祭りで唱和される「生玉じめ」は「大阪じめ」のルーツとも言われる。大阪の手締めとして、天神祭等で見られる「大阪じめ(3節まで)」が一般的であるが、いくたま祭りでは5節からなる「生玉じめ」が唱和される。

 ※生玉じめ 
   
打ちましょう チョンチョン、もうひとつせー チョンチョン、
   祝うて三度 チョンチョンチョン(三節までが大阪じめ)
   
めでたいなー チョンチョン、本決まり チョンチョン(五節までが生玉じめ)

○住吉大社「住吉祭り」
住吉大社は祓(はらえ)の神として信仰されてきた。住吉大社夏祭は別名「おはらい」と言われ、神輿洗神事に始まり、住吉大社での夏越祓神事、堺への神輿渡御祭に終わるまで、盛大な祓の神事が行なわれる。
夏越祓神事では装束をつけた奉仕者や参拝客がお祓いを受け、「住吉の夏越祓(なごしのはらえ)をする人は千年 (ちとせ) の齢(よはひ)延ぶといふなり」と古歌を口ずさみながら、3つの茅の輪をくぐる。

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講演風景

○まとめ
祭りの形はさまざまだが、そこには日本人の信仰と習俗が深く関わっている。神への信仰は仏教にない無形の神秘性がある。人々は古代から森羅万象、宇宙のすべてが神の力によって動いており、人が神に背けば神の怒りを買い、人が神に応えれば五穀豊穣が与えられると信じてきた。
民族学者の柳田国男氏は、「まつる」の語源は「まつらう」であり、「まつらう」とは、神に勤仕・服従・奉仕することで「神霊を呼び出し迎えてこれらに、供献侍し、以ってそれを慰めまいらしめること」と述べている。

「祭り」は神の訪れを待つことである。そして、訪れた神にさらに長く留まってもらうために人々は歌ったり踊ったりし、その結果さまざまな祭りができたといえる。祭りの根底には、神に接することへの喜びがあり、直会で行われる宴も神前にささげた神酒や供物を神と共有することを喜ぶものである。こうした祭りを通じて、今日もなお、地域の人々の連帯意識や助け合いの精神が育まれている。

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2011年10月28日 (金)

[報告]21cafe~楠本関西担当大使をお招きして~

10月24日、キャッスルホテルにて「21café」を開催した。本年8月に関西担当大使に就任された楠本祐一 特命全権大使・政府代表を講師に迎え、外交の最前線でご活躍された経験を踏まえ、今後の関西の成長と発展のためにいかなる方策を取るべきか、話を伺った。講演終了後には、楠本大使を囲んで交流会を行い、和やかな雰囲気の中、出席者は懇親を深めた。 Img_1167 楠本大使

<講演概要>
○日本の発展を考えるためには、世界の趨勢を理解する必要がある。
国際情勢に目を向けると、
・グローバリゼーションの激化、情報革命、市場経済化、マネー資本主義の浸透などを背景に、経済的格差が顕著化し社会不安が広がっている。これにともない、モラルの低下や倫理観の喪失も進んでいる。
・環境問題やエネルギー問題、食糧や水問題といったグローバルイシューに次々と直面するなか、国際社会の勢力のバランスは、かつて欧米が主導権を握っていた時代とは異なり、多極化または無極化している。

○一方、日本の現状をみると、
・日本は経済成長神話から脱却できずにいる。今後の日本が10%以上の経済成長を遂げることはありえない。日本は成熟した経済になったことを認識すべきである。
・デフレや空洞化、高齢化、低賃金、特に若い世代に職がないといった先行き不安から消費や経済も冷え込んでいるが、問題は先送りにされている。

○これらを踏まえて、日本がとるべき方策は、
・高度成長期の旧制度を早急に改め、新たな制度設計をすること 
・世界の動向を見据えて、国際化を進めること
・成長至上主義ではなく、日本人が求めている心の安らぎを模索すること

○世界からみた関西は、
・高い経済力を持つ地域。パナソニックやシャープなど日本を代表する強い産業がある。
・環境や医療の分野において、世界から注目される最先端の科学技術力を有している。
・長い伝統の中で育まれた文化力がある。世界的にもクールジャパンと高く評価されている。工業デザインなどの日本製品にはそうした日本文化が活かされている。

○関西を世界へ発信していく上での課題は、
・発信の前段として「関西」とは何かをわかりやすく明確にすること
・地方分権の動きの中で、関西が力をつけて強くなっていくこと
・関西が国際化を進めていくこと
→情報収集、情報発信を積極的に行う 
→人や企業を関西に呼び込む
→国際会議や学会を開催し優れた人材を集める
・関西からの発信力を強化すること
→外国人のハートを掴むような関西の魅力をPRする
→関西ブランドを構築する
→英語をはじめとした外国語の語学力の向上を図る
→神道や仏教、武士道、茶道などは外国人の憧れ
こうした日本文化を積極的にアピールする
(文責:事務局)

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会場風景

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