大阪ブランド情報局

上海で無料情報誌を配布

古月幸江さん

 「関西賑わし隊 IN上海」。こんなツアー名の3泊4日の中国・上海旅行をJTB西日本が主催、約180人が参加した。河内音頭家元の河内家菊水丸さんが同行して、市内の公園で河内音頭を踊ったり、刷り上がったばかりの情報誌『関西指南』を配ったりして、大阪・関西をアピールした。
  『関西指南』の発行責任者は、有限会社チャイナ・ステージ(本社・大阪市)社長の古月幸江さん(43)。大阪、京都、神戸3市の観光スポット、関西空港の免税店・ショッピング情報などのほか、大阪に進出した中国人経営者5人のインタビューも載せた。3都のレストラン、ホテルなど21店で利用できるクーポン券も付けた。週刊誌より少し大きめでカラフルな76ページ。発行部数は3万部。上海の街で配るほか、日系企業で働く上海人に無料で直送する。

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 大阪人の古月さんが、中国と関わるようになったのは96年から4年間、大阪の広告代理店の上海駐在になってから。ファッションから食習慣まで、激変していく中国、中国人を目の当たりにした。帰国後、退社して台湾師範大に1年間留学、中国語に磨きをかけた。
 03年春、中国語の情報サイト「三都風華」を開設、ショッピング、レストラン、旅館など足で取材した3都の情報を掲載した。中国語のこの種の民間サイトは関西では初めて。1年後、アクセス数は月2万件に及んだ。韓国語でも流し始めた。このサイトが情報誌編集長、行政マンの目にとまり、04年秋の情報誌『大阪指南』の発刊につながる。
 中国のメディア規制は厳しい。上海では例のない情報誌発行だっただけに「送り届けたゲラ刷りは各ページ真っ赤っか。検閲をパスするまで3週間近くかかった」と古月さん。
 『大阪指南』は3号まで発行、今回は『関西指南』に発展した。「上海人はメード・イン・ジャパンが大好き。富裕層が増えており、東京に比べて半日近い大阪は観光客誘致に断然有利」。今後も「指南本」の充実を図って行く考えだ。
(文/七尾隆太  写真/ショーン・ケンジ・マドックス)

取材日:2007/11/2

[参考]
China Stage http://www.china-stg.com/