大阪ブランド情報局

様々なイベントの仕掛人

間藤芳樹さん

 愛・地球博、ジャパンフローラ2000淡路花博、大阪花博……。イベント企画・制作会社「マッシュ」(本社・大阪市)の間藤芳樹社長(54)は、大抵の博覧会に何らかの形で携わってきた。博覧会だけでなく、見本市、展示会など30年ほどの間に手がけたイベントは2千を優に超すという。「イベント仕掛人」として定評のある間藤さんは「経験が長いだけ」とこともなげに話し、「私はできるだけ表に出ないように心がけている」とも。

Matou_000_5346 Matou_000_5385

 イベントの企画・制作は関西学院大学生のころから。コンサート、スキーツアー、格安旅行などをしょっちゅう手がけ、大学卒業時の76年ごろには、全国に2、3千人の学生ネットワークを持つまでになっていた。折しも就職難時代、卒業と同時に「遊び仲間」の藤田政志さん、梶村浩三さんと企画集団をつくった。2人とも現在、「マッシュ」の役員。学生時代からの付き合いが今も続く。
 「マッシュ」という社名は82年、朝鮮戦争を題材にした米国の反戦コメディ映画(1970)の題名から付けた。「深刻な問題を深刻にやるのは誰でもできるが、深刻な問題を軽くやれるようにしたい、と思って」と間藤さん。
 04年から、塩沢由典・大阪市立大大学院創造都市研究科教授(当時)らとともに、大阪・キタを創造村に、との構想と実践に動き出す。「創造村」とは、コンテンツ産業始め創造活動をする人のネットワーク。間藤さんは「扇町創造村村議会」を主宰して、定期的な会合や情報交換の場を開いてきた。構想と取り組みは、06年に出した編著『創造村をつくろう! 大阪・キタからの挑戦』(晃洋書房)に詳しい。
 「マッシュ」はグループ会社を含めスタッフ70人余りを擁し、全国展開を図っているが、間藤さん自身は大阪にこだわっている。「コンテンツ関連産業を育てるため、個々の業界を超えたネットワーク化ができないか」「広告会社、新聞社・放送局などのOBの現役時代の豊かな経験を若者に伝える仕組みが作れないか」――。仕事の合間を縫うように、自らも大学講師として教鞭もとる。
 大阪の若者が元気になるような映画も、来年にはクランクインできそうという。
(文:七尾隆太 写真:竹内 進)

取材日:2008年4月30日

[参考]
マッシュ http://www.mash-japan.com/