関西文化圏にエール!文化庁青木長官
関西プレスクラブ9月定例会のゲストに、5日(水)、文化庁の青木保長官が招かれ、「国際文化交流と関西文化圏」について約1時間講演をされました。
阪大名誉教授でもある文化人類学者の青木氏は、今年4月、民間出身者としては4人目、18代目の文化庁長官に就任。亡くなられた河合元長官との思い出や、阪大・鷲田新学長に日本の総合大学の中に文化芸術専門研究部門がないとういう現実と個人的な要望を伝えてきたとのエピソードを披露したあと、文化振興の施策の側から文化外交の主旨や文化庁の閣議決定事項を述べたうえで、どのような支援ができるのか、提言を踏まえて関西文化圏へのエールを送った。
具体的に“文化外交”として世界にむけての文化発信の重要性や、対外的文化発信の戦略論の必要性、東アジアの中での日本の位置づけ、文化都市づくりに“創造都市の概念”を導入したまちづくりのあり方などを世界の都市を例にして説明。
関西クリエイテイブゾーン・関西文化圏の今後のあり方について、文化戦略会議の必要性とともに、特にマスコミの積極的な貢献も必要であると、会場のプレス関係者へのリップサービスも忘れなかった。
by べス
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