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2008年1月28日 (月)

谷口智則さん新作絵本出版記念原画展

Photo 大阪・梅田、イーマビルの地下2階からエスカレータを上がるとすぐ、大きな”しろくま”が目に飛び込んできます。

地下1階のアトリウムスペースでは、「谷口智則新作絵本”CACHE CACHE”出版記念原画展」を開催中。
このしろくまは、今回のために制作された4mもある巨大な書き下ろし原画です。

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隣接するカフェ&ブックス「ビブリオテーク」では、絵本、ポストカード、カレンダーなどのグッズ販売もあります。お店に谷口さんがいらっしゃれば、その場でサインをしてもらえますよ!

Photo_4 大阪21世紀協会が主催する「アートストリーム」への初参加は2006年秋。屋外アートマーケットへの出展は初の試みだったそうですが、たくさんの人に作品を見てもらえて活動範囲が広がっただけでなく、じかにお客さんの反応を感じることで新しい発見もあったとか。
常連のお客さんも増え、作品数もどんどん多くなってきています。

Photo_6もともとは日本画を専攻していた谷口さん、ボローニャ国際絵本原画展を見て感銘を受け、絵だけでは伝えにくいと感じていた感動を、絵本ならもっと与えられるのではないかと独学で絵本を作りはじめたそうです。

Photo_7フランスでの個展のきっかけは・・・谷口さんの絵本をお土産としてフランスへ持って帰った人がいた → それを見た現地の人が感動、さっそく谷口さんにメールを送信 → 英語のためスパムメールかと削除しそうになったものの、よく見るとフランスでの絵本出版オファーだった → めでたく出版記念原画展を開催。

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フランスでは子供たちに絵本の読み聞かせをしたそうです。もちろんフランス語で。ただし、フランス語には「ガタゴト」「スイスイ」といった擬音語に相当するものがなく、その部分は日本語のまま。子供たちがとても面白がって、「ガタゴト、ガタゴト」と口々に言っていたのが印象に残っているそうです。

Photo_9 2008年春、新作発表に合わせてフランスのポワティエ(パリから1時間30分くらいの街)の大きな図書館で、一ヶ月間作品展示をする予定。
世界中で読んでもらえる絵本をつくるのが、今後の目標とのことです。

Photo_10 絵本にサインをお願いすると、好きな動物の絵を一緒に書いてもらえます!
フランスでは、猫、龍、オウムなどが人気だったそうです。
←ちなみに、21協会スタッフが「僕のイメージで・・・」とお願いしてみたところ・・・でっかいヒグマの絵が描かれていました。
いかがですか?
ぜひ「谷口智則 新作絵本”CACHE CACHE”出版記念原画展」へ行って、絵本を買って、お気に入りの動物をリクエストしてみてください。

by CA

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