節分お水汲みまつり
大阪・北新地の真ん中にある不思議な球形の建物、堂島薬師堂にて、2008年2月1日、「節分お水汲み祭り」が行われました。
この祭りは、江戸時代より曽根崎新地の伝統行事である「節分祭」と、地域活性化の一環として始まった「堂島薬師堂お水汲み祭」が一緒になったもので、今年で4回目の開催。北新地の早春の風物詩としてすっかり定着しました。
堂島薬師堂にて僧侶が参拝者の「竹筒護符」に、奈良薬師寺のお香水(こうずい)を汲み清め、先客万来・開運招福を祈願します。
奈良薬師寺の早春の若水をいただくお水汲みで福を授かるという、水の都・大阪の春にふさわしい祭事です。
<塩川正十郎氏> <北新地の芸妓衆> <お化け(仮装した新地の女性)>
堂島薬師堂に祀られている弁財天の化身である薬師寺の龍(長さ35m)が町を清め、僧侶、お化け、鬼追いなど、総勢80余名で新地を練り歩きます。
※お化けとは・・・常とは違う装いに身をやつす花街の風習で、江戸期より行われている節分行事の一つ。
新地本通においては、藤田まこと氏の音頭のもと、賑やかに大阪手打ちも行われました。
「お水汲み竹筒護符」は、お焚き上げを行い竹炭にされます。
竹炭は水質浄化や土壌改良の効果が期待され、さまざまな研究が行われているところ。会場内ではこのリサイクルされた竹炭が無料配布され、人気を集めていました。
※2009年の開催は2月3日(火)です。
詳細はこちらをご覧ください。
by CA
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