住吉大社の御田植神事
住吉大社の「御田植神事」。穀物の豊かな実りを祈願する行事として、毎年6月14日に行われています。
1700年以上の昔、神功皇后が御田を作らせたのが始まりとのこと。苗に宿る穀物の力をより大きくするために、神楽女の田舞、武者行列、住吉踊りなどが華やかに繰り広げられます。
←御田に植え付けをする「替植女(かえうえめ)」。
早苗色の装束をまとい花笠をかぶった「植女(うえめ)」。
神前より苗を御田まで運び、替植女に渡す役割をしており、明治維新以来、この植女は新町廊の芸妓が奉仕するようになったそうです。
甲冑武者、雑兵の行列。御田のまわりで6尺棒を使った棒合戦が行われ、奉耕者にひかれた神牛がゆっくりと御田を鋤き、中央舞台では華やかに舞いや踊りが行われ、集まった大勢の観客を魅了しました。
大阪市住吉区の住吉大社、都会の真ん中で今も受け継がれている貴重な伝統行事は、重要無形民俗文化財に指定されています。
by CA
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