【ご報告】住吉大社「御田植神事」(2022年6月14日(火)開催)
2022年6月14日、大阪市住吉区・住吉大社にて「御田植神事」が開催されました。
「御田植神事」は五穀豊穣を願い、神様から苗を授かる田植え行事で、全国で開催されていますが、住吉大社では儀式を略することなく千数百年来同じ格式を守り、華やかで盛大に続けられており、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
昨年はコロナ禍で中止となりましたが、今年は時間を変更、規模を縮小する形で開催され、神事や田植えが滞りなく実施されました。
第一本宮では、植女(うえめ)の早苗授受などの本殿祭をはじめ、神楽女(かぐらめ)の田舞や御稔女(みとしめ)の神田代舞(みとしろまい)、田植踊、住吉踊などの神賑(かみにぎわい)が奉納されました。
近畿地方はこの日に梅雨入りし、小雨がぱらつく場面もありましたが、観覧に来ていた方は普段見ることのできない古式ゆかしい行事にすっかり魅了された様子でした。
なお、関西・大阪21世紀協会(上方文化芸能運営委員会)は、この行事を大阪の誇るべき伝統文化・神事芸能として共催しています。
神職から早苗を受け取る植女
神楽女でつくる「八乙女」の「田舞」
御稔女の「神田代舞」
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