【ご報告】万博記念基金2023年度 助成金・奨学金贈呈式(7/27)
万博記念基金2023年度 助成金・奨学金贈呈式
世界に誇る1970年大阪万博のレガシー
7月27日/大阪工業大学 梅田キャンパス 常翔ホール
公益財団法人 関西・大阪21世紀協会は、1970年の大阪万博の収益金の一部をもとにつくられた「日本万国博覧会記念基金」を万博記念機構から引き継いで管理し、その運用益を国際相互理解の促進に資する活動や文化的活動に助成しています。
基金創設以来、助成は累計で世界114カ国・約4,700件の事業、総額194億円にのぼります。
2023年度は、助成金交付事業として31団体、日本の伝統文化を研究する外国人留学生(大学院修士)に対する奨学金給付事業の受給者として5名がそれぞれ決定しました。
このうち13団体と奨学生5名の出席を得て、このほど助成金・奨学金の贈呈式を行いました。
当協会の﨑元利樹理事長の開会挨拶に続き、贈呈式では助成先を代表して(公財)山本能楽堂、(公財)国際湖沼環境委員会、TACC2023組織委員会の3団体に、﨑元理事長から助成金の目録が贈られました。
続いて、鄭卉芹さん(ジュヨン ホゥイチン・京都市立芸術大学)、吴雯雯さん(ゴ ブンブン・京都市立芸術大学)、肖藝凡さん(ショウ ゲイボン・大阪大学)、河璘さん(ハ リン・大阪大学)、マネッティ アンナさん(早稲田大学)が奨学金の目録を受け取りました。
次に、2022年度と2023年度の助成事業の中から1団体ずつ、計2団体が事例発表を行いました。
(公社)シャンティ国際ボランティア会の竹本舞さんは「絵本と紙芝居を通じたアジアの多民族文化継承による社会的に弱い立場に置かれた子どもたちの支援事業」について説明。1981年に日本で設立された同会は、本を通じた教育文化支援、国内外の災害や紛争後の緊急人道支援を行っており、現在はアジア7カ国8地域に活動の輪を広げているとのこと。現地の子どもたちの笑顔と喜びの声を紹介しました。 |
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(一社)東京国際合唱機構の杉村さんは「合唱は個々人の表現活動であると同時に複数の人が同じ目的のために活動し、人と人が集い、国籍、ジェンダー、年齢を超えて対等な立場でつくる芸術である」という同機構の考え方を紹介。国内のみならず、台北東京国際合唱コンクール同盟や世界合唱選手権大会(WCC)など海外のコンクールとも連携し、合唱を通じて社会貢献に取り組んでいる実績について述べました。 |
■日本万国博覧会記念基金事業、助成の詳細等はこちらをご覧ください。
■2023年度の助成事業の一覧は、こちらをご覧ください。
【川嶋みほ子】
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