【ご報告】桂あやめ・桂吉坊 大阪文化祭賞・奨励賞受賞ウィーク
桂あやめ 桂吉坊 大阪文化祭賞 奨励賞 受賞ウィーク 口上で受賞の感謝とよろこびを語る 2023年9月25日~10月1日/天満天神繁昌亭 |
『桂あやめ・桂吉坊 大阪文化祭賞・奨励賞受賞ウィーク』が、9月25日から10月1日、天満天神繁昌亭(大阪市北区天神橋2-1-34)で開催されました。今年3月に令和4年度「大阪文化祭賞」(※)で、落語家の桂あやめさんが「大阪文化祭賞」(「40周年あやめの会」の成果)、同じく桂吉坊さんが「奨励賞」(「吉坊ノ会」の高座の成果)をそれぞれ受賞したことを記念したおめでたい催しです。

公演に先立ち、公益社団法人 上方落語協会理事の内海英華さん、同・桂文福さん、司会の林家染雀さんとともに舞台に登場した受賞者の2人は、神妙な面持ちで、受賞の感謝とよろこびを込めた受賞記念口上を述べました。
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〈 桂あやめさん 〉
大阪文化祭賞で今回、噺家を2人選んでいただいたことは大変光栄であり、今も信じられないような気持ちです。そして、ここ繁昌亭で1週間にわたって出番をいただけるのは、本当にありがたいことだと思っております。
今後も皆さまに喜んでいただけるような芸に励んでいきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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〈 桂吉坊さん 〉
「奨励賞」には「励ます」という字が入っていますので、「まだまだ、お前には伸び代があるぞ」と励ましていただいていることだと感じています。これからも皆さま方に楽しんでいただけるよう、精進いたしたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
また、2人がデビューの頃から三味線を弾いているという上方寄席囃子三味線の第一人者である内海英華さんは、「桂あやめは現代の芸能をいろいろな形でお伝えする、桂吉坊は古典落語をじっくりとお伝えする、というように色の違う2人が、これからもっと大きな噺家になれますように、私からも皆様に、ご贔屓、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」と応援の口上を述べました。
7日間にわたる受賞ウィークには、あやめさん、吉坊さんのほか、笑福亭鶴二さん、桂文福さん、桂吉弥さんら人気の落語家も出演し、連日大入満員の会場は笑いの渦に包まれていました。
※「大阪文化祭賞」は、関西・大阪21世紀協会と大阪府・大阪市が、芸術文化活動の奨励と普及および大阪の文化振興の機運醸成を目的に、大阪府内で1年間に上演された公演の中から優れた成果をあげたものに対して贈呈しているもので、昭和38年から60年の歴史があります。
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