【ご報告】令和 5(2023)年度大阪文化祭賞の贈呈式を開催しました
令和5(2023)年度 大阪文化祭賞 贈呈式を開催
2024年3月22日(金)/NCB会館
関西・大阪21世紀協会が大阪府・大阪市とともに実施している「大阪文化祭賞」の贈呈式が、このほど大阪市北区中之島のNCB会館で開催されました。
この賞は、芸術文化活動の奨励と普及、大阪の文化振興の機運醸成を目的として大阪府内で1年間に上演された公演を対象に厳選な審査を行って贈呈されるもので、1963年に始まり今年で60回目を迎えました。
関西の著名な芸術家・文化人・ジャーナリストを審査員に、第1部門「伝統芸能・邦舞・邦楽」、第2部門「現代演劇・大衆芸能」、第3部門「洋舞・洋楽」の3部門について、独創性に富み、企画・内容・技法が総合的に優れていること等を基準に選考を行った結果、今回は下記の皆さんが各賞を受賞しました。(敬称略)
《大阪文化祭賞》
・「壇浦兜軍記 阿古屋琴責の段」出演者一同(第1部門)
・態変(第2部門)
・日本テレマン協会(第3部門)
《大阪文化祭奨励賞》
・大槻 裕一(第1部門)
・山村 若葵紀(第1部門)
・京山 幸太(第2部門)
・THE ROB CARLTON(第2部門)
・会所 幹也(第3部門)
・World Dream Project 実行委員会(第3部門)
※各受賞者の受賞理由・略歴などの詳細はこちらをご覧ください。
受賞にあたり「壇浦兜軍記 阿古屋琴責の段」出演者一同を代表して、文楽人形遣いの桐竹勘十郎さんは「人形浄瑠璃文楽はよく総合芸術と呼ばれますが、太夫、三味線弾き、人形遣い、囃子方、制作スタッフなど、多くの方々が力を合わせて一つの舞台を作り上げていくものです。今回、大阪文化祭賞を頂戴できたことに、出演者及び関係者一同、誠に喜んでおります」と語りました。
態変の代表・金滿里さんは「人間の楽園と、エゴや地獄の、両方を描こうとして作った作品です。観客の皆様にしっかりと受け止めていただき、確かな共感の渦を感じていました。この作品で大阪文化祭賞をいただけたこと、本当に晴れがましく一同喜んでおります」と笑顔で喜びを表しました。
そして、くしくもこの賞と同じ創立 60 周年を迎えた日本テレマン協会の創設者で指揮者の延原武春さんは「テレマン自叙伝の『人が喜ぶために作曲している』という一言に魅せられて、60年間活動を続けてきました。この60周年という節目に、60回目の大阪文化祭賞を受賞できたことにうれしさもひとしおです。本当にありがとうございました」と、団員たちと喜びを分かち合いました。
贈呈式に続き、テレマン協会の皆さんが記念公演を行いました。指揮者の延原さんの軽妙なトークを交えつつ、ヴィヴァルディの四季などなじみのある演目を演奏し、穏やかで心地よい雰囲気に満ちた贈呈式となりました。
◇大阪文化祭賞ウェブサイト
https://www.osaka-bunka.jp/bunkasai/pdf/reason_2023.pdf?240325
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