関西を支え、国を支える~“高き志と熱き心”で
関西国際空港株式会社の宮本一会長(76)は、大阪・北区のヒルトン大阪で開催された関西プレスクラブ5月定例会で『アジアの元気を関西に』をテーマーに講演した。成田上場益で負債削減のビジョンや中国を筆頭にアジア諸国からの観光客に着地メニューの充実の取り組みの必要性を話した。
2007年度の関空発着回数は過去最高の12万8943回を達成、今年度は13万7000回を目標に掲げている。「お客様第一、高き志と熱い心を持ってが、就任以来の理念です」。結果、お客様満足度の指標となる「Airport of the year 2007」で日本の空港では唯一4年連続ベスト10入りを果たし、貨物機能、社債格付など各方面から高い評価を受けている関西空港。
関空から就航する国際線の4割が中国行き。観光目的で日本を訪れる中国人の8割以上が関西を訪問しているという現状から「関西の観光資源、とくに今後は産業観光といった新しい取り組みでアジアからの集客を強化、関空として支援していきたい」と、関西へのインバウンドを拡大する課題を示した。
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